ブライアン・シンガー監督、フレディ・マーキュリー伝記映画から解雇
2017年12月6日 13:00

[映画.com ニュース] フレディ・マーキュリーの伝記映画を製作する米20世紀フォックスが、「職業倫理に反する行動」を理由にブライアン・シンガー監督が解雇をしたと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
「ボヘミアン・ラプソディ(原題)」はイギリスの伝説的なロックバンド「クイーン」を題材にした伝記映画で、ボーカルのフレディ・マーキュリー役をラミ・マレック(「Mr. Robot」)が演じる注目作。「X-MEN」シリーズのシンガー監督のもと、イギリスで順調に撮影が行われていたかに見えたが、フォックスは12月1日に撮影の一時中断を発表。当初はシンガー監督の健康問題だと思われていたが、実際には現場放棄が原因であることが明らかになった。
関係者によると、シンガー監督は無断で撮影を休むようになり、これを理由に主演のレミ・マレックと対立。あるときは激しい口論となり、シンガー監督がマレックに対して何かを投げつけたという。また、マネジャー役を務めていたトム・ホランダー(「スパイダーマン:ホームカミング」)もシンガー監督の無責任な行動を理由に降板したものの、説得されて現場に戻ったという。決定的だったのは、感謝祭の休暇明けにシンガー監督がイギリスの撮影現場に戻らなかったことだ。
撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが代理で演出を手がけていたものの、3日連続で現場放棄をした時点で、フォックスは撮影中断を決定。シンガー監督はこれまでにも無責任な行動を取った過去があるため、同社は「ボヘミアン・ラプソディ(原題)」の製作開始前に警告していたという。同作の撮影はあと2週間ほど残っているため、代理監督を見つけ、予定通り2018年12月の公開を目指すという。
一方、今回の解雇を受けて、シンガー監督は声明を発表。病気の母親を看病するために撮影延期を求めたものの、フォックスに聞き入れてもらえなかったとしている。
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