山田涼介「ハガレン」原作者から生原稿贈呈され感激!「これ以上ない幸せ、家宝です」
2017年12月2日 14:03

[映画.com ニュース] 荒川弘氏の人気漫画を実写映画化した「鋼の錬金術師」の公開記念舞台挨拶が12月2日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の山田涼介をはじめ共演の本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、佐藤隆太、小日向文世、松雪泰子、水石亜飛夢、メガホンをとった曽利文彦監督が出席した。
世界累計発行部数7000万部を誇る同名漫画を映画化。1日から全国441スクリーンで公開されており、作品をけん引しつづけた山田は「撮影が終わったのが1年半くらい前。いよいよ公開となったかと、ドキドキワクワクしています」と万感の思いを口にする。ほとばしる情熱で今作を完成させた曽利監督は、満場の客席に「監督としては、映画館に人がいっぱいという光景、本当に泣きそう」と肩を震わせ、「原作の“命”をしっかり描いたつもりです。皆さんに届いていれば、非常に嬉しいです」と呼びかけた。
ハクロ将軍役の小日向が「この作品の依頼が来た時、(自身の)息子たちの方が狂喜乱舞した」と語ると、ラスト役・松雪も「私も小日向さんと同じで、オファーが来て息子に相談したら『絶対にやって』と。息子を連れてスタジオ見学させてもらったり、山田くんにもご挨拶させてもらい、監督にもお世話になりました」とほほ笑む。「興行収入いかんで、続編の製作も……」と含みを持たせたエンヴィー役・本郷は「山田きゅん命。きれいな造形物としても好きで、お芝居を見てさらに好きになった。先月のジャパンプレミアの日、実は僕の誕生日でして。帰ろうとしたら実にスマートなタイミングで山田くんがプレゼントを渡してくれた。そこでキューン! さらに好きになりました」と猛烈ラブコールをおくり、山田を「奏多くんって、そんな感じだったっけ(笑)?」と困惑させていた。
またこの日は、原作・荒川氏からのサプライズプレゼントが登場。映画のアクションシーンを描いた直筆の生原稿で、手渡された山田は「これ、やばい!」と絶叫を繰り返す。「これ以上ない幸せ」と感激しきりで、「もともと原作ファンの自分が、映画に出させて頂くことだけでも幸せなのに、自分が演じたシーンを描いて頂けるなんて……。家宝ですね」と、額縁を大事そうに抱きかかえていた。
さらに荒川氏からのコメントも読み上げられた。「脚本は原作のターニングポイントとなるエピソードをこれでもかと言うくらい凝縮して詰め込んで、これまた濃い役者さんたちに演じていただきました。2時間ちょっとの尺のなかで息つく間もなく翻ろうされるエルリック兄弟たちを応援したり心配したり……。あ、大佐は心配してないです。今回、大佐は強すぎかっこよすぎです。とにかく役者さんたちの熱演好演怪演が楽しかったので、このあと皆さんが出演されているほかの映画も見て貢献せねばと思いました。まずは『探偵はBARにいる3』ですかね! あ、いや、これはほかの配給会社か。ライバルか。このコメント、カットされるかな(笑)」。ユーモアと感謝にあふれるメッセージに、登壇陣は愉快そうに耳を傾けていた。
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