初来日したジェシカ・チャステイン「ユダヤ人を救った動物園」に込めたメッセージを熱弁
2017年11月28日 13:30

[映画.com ニュース] 「ゼロ・ダーク・サーティ」「女神の見えざる手」などで知られる実力派女優のジェシカ・チャステインが11月27日、都内で行われた主演作「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」のジャパンプレミアに出席。初のプロモーション来日が実現し、「日本はずっと来たかった憧れの国。愛をこめた作品を、皆さんと分かち合えるのがうれしい」と喜びを語った。
ジャパンプレミアには書道家の武田双雲氏が駆けつけ、「映画を見終わり、この言葉しかないと思った」と語る“慈愛”の文字をしたためると、チャステインは「筆が動く音も聞こえるんですね。同じ表現者として、インスピレーションを受ける」と日本の書道に感銘を示した。
第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、当時迫害を受けていたユダヤ人を動物園の檻(おり)にかくまい、300人もの命を救ったある夫婦の実話を映画化。チャステインは、夫と共に、人も動物も守り抜いた慈悲深いアントニーナを熱演しており、「彼女は愛と思いやり、正しいことを貫く意志を武器にし、ヒーローになったの。2017年を生きる私たちの良き手本だと思う」と役どころを語った。
役作りのため、映画の舞台となったワルシャワの動物園を訪問したり、アントニーナの実娘と対面したりと、現地でのリサーチにも励み「その場に身を置くことで、歴史の重みをひしひし感じたわ。劇中に登場する、かくまったユダヤ人に警告を伝えるピアノもあった。ポーランドの旅は、光と闇という人間の二面性を見つめるエモーショナルな体験だった」と回想。さらに「政治家やセレブリティではなくても、誰もが他人の人生をより良い方向に導ける。映画を通して、自分にも何かができると気づいてほしいわ」と熱いメッセージをおくった。
「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」は、12月15日から全国公開。
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