斎藤工「パディントン2」日本語吹き替え版に参加決定 H・グラントとの対面に期待!
2017年11月16日 16:15
[映画.com ニュース] 6月に死去した作家マイケル・ボンドさんの名作児童文学を実写映画化した「パディントン2」の声優発表&マーマレードタワー点灯式が11月16日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、日本語吹き替えキャストとして参加することがわかった斎藤工が出席。ヒュー・グラント演じる落ち目の俳優フェニックス・ブキャナンの吹き替えに挑戦する。
世界40カ国以上で翻訳されているイギリスの名作児童文学を実写化した「パディントン」は、南米ペルーのジャングルから英ロンドンにやってきた小さなクマ・パディントンの冒険物語。前作に続きポール・キング監督がメガホンをとる今作は、骨董屋で売られていた絵本が何者かに盗まれ、パディントンとブラウン一家が犯人探しに奔走する。
「何度も何度も同じシーンを見返したり、皮膚感覚でどのような表現をしているのかを知ることができました。ヒュー・グラントの多彩ぶりに驚いてばっかりでした」とアフレコを振り返る斎藤。歌唱シーンのレコーディングを控えているようで「ただ歌うというだけではなく、ブキャナンにとってはとても意味のある要素。どこで歌うのか、どのように歌うのかということは、彼のテーマでもある。魂を込めたいと思います」と意気込みを明かしていた。
また、本作のPRでグラントが2018年1月中旬に来日することについて「お会いしたいですよね」としみじみ。どのような“おもてなし”をしたいか問われると「ヒュー・グラントクラスだと何度も来日しているでしょうし、僕が行ったことのないお店とか知っていそうですよね。逆にさくら水産に連れて行ったり、魚肉ソーセージの価格を教えたい」と冗談を飛ばした。さらにポール・キング監督と出合った際には「(ストーリー原案を担当した)クレイアニメ『映画の妖精 フィルとムー』を是非見ていただきたいと思っています。映画は言語ですし、国境を越えると思っているので」と語っていた。
この日は、パディントンの大好物・マーマレードの瓶を216個重ねてつくられたタワーもお披露目。ジャムの総重量が230キロにも及ぶ巨大なタワーの光源を、パディントンとともに点灯した斎藤は「場所によって輝き方が違いますよね。これでひと冬越せそう」とため息をもらした。そして、18年1月19日の公開日までTOHOシネマズ日本橋2Fロビーに設置されることを知らされると「(マーマレードが)盗まれないですかね? 佃煮の瓶に代わってたり。大喜利みたいに別の瓶になってたりして」と不安を口にして、報道陣の笑いを誘っていた。
「パディントン2」は、18年1月19日から全国公開。