「マイティ・ソー」ケイト・ブランシェットが語る“悪役論” 登場シーン集公開
2017年11月10日 21:00
[映画.com ニュース]マーベル・スタジオの人気シリーズの第3弾「マイティ・ソー バトルロイヤル」(公開中)のメイキング映像が、公開された。オスカー女優ケイト・ブランシェットが演じた死の女神ヘラの登場シーンがまとめられており、インタビューやメイキング映像も収められている。
強大な力を持つヘラによって故郷を奪われたソー(クリス・ヘムズワース)が、アベンジャーズの仲間として共闘した盟友ハルク(マーク・ラファロ)、宿敵でもある弟ロキ(トム・ヒドルストン)、大酒飲みの戦士ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)に協力を要請し、型破りなチーム“リベンジャーズ”を結成。故郷奪還のため、ヘラに再び戦いを挑む。「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(2018年4月27日公開)につながる物語が展開する。
映像中では、「ひざまずけ。女王の前に」「賢い男のようだ。仕事を与える」と高圧的な物言いをするヘラの姿や、ソーの故郷アスガルドの兵士たちをたった1人で圧倒するシーン、ソーと「私の王座だ」「譲りたいが、お前だけはダメだ」と火花を散らすシーンなどが切り取られている。
11月3日に封切られ、世界興行収入は4億5000万ドルを突破と爆発的なヒットを記録している本作。コメディ路線に大きくかじを切ったアプローチが大きな話題を呼んでいるが、軽やかになった世界観の中でブランシェットは心に傷を負ったビラン(敵)役を繊細かつ大胆に演じ、異質な存在感を放っている。マーベル・スタジオの社長ケビン・ファイギ直々にオファーを受けたというブランシェットは、「私は冷静なふりをしようと頑張ってはいたけれど、本当はとても興奮していたわ。だって、そういうオファーなんてそうそう受けるものではないもの。そして、マーベル映画ではまだ(主役級の)女性ビランが登場していなかったことを知ったの。とてもエキサイティングなものになり得る役柄だと感じたわ」と当時を振り返る。
悪役を演じるにあたり、ブランシェットは「ミステリアスに見せることもできるけれど、同時に、十分なバックストーリーの情報も与えることで、見る人々に、なぜこのキャラクターがそういう行動をとるのかを理解してもらわなければならない」と“共感”に重きを置いたという。
「最高の悪役というものは、ある意味愛されながらも、その行動が憎まれる存在であるべきだと思っているの。単なる完全な狂人ではなく、行動が理解され、何らかの必然性があること。ヘラにはファンタジックな要素があるけれど、人間としての輪郭がそこにあってほしかったのよ」と語るブランシェットは、「ヘラは単に邪悪なだけではない。彼女だって時には人を殺したくないこともある。そこにはちょっとしたいたずら心があるの。観客の皆さんがヘラと一緒にこのローラーコースターに乗りたいと思ってくれることを願っているわ」とキャラクターが抱える複雑な心境について解説している。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】本当に放送していいのか…!?不適切報道か否か?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー