チョ・インソン&チョン・ウソンが金と権力に染まる「ザ・キング」18年3月10日公開
2017年11月9日 18:00

[映画.com ニュース]韓国の人気俳優チョ・インソンとチョン・ウソンの共演で、大統領選の裏にある醜い権力争いを描いた映画「THE KING」が、「ザ・キング」の邦題で2018年3月10日から日本公開されることが決定した。「観相師 かんそうし」のハン・ジェリムがメガホンをとり、インソンは本作で8年ぶりにスクリーン復帰を果たした。
本国韓国で観客動員数530万人を突破した本作は、歴代の韓国大統領選の裏で、金と権力のために動いた検事たちの姿をつづったクライムエンタテインメント。情報操作やイメージ戦略、時にはヤクザさえも利用する姿を通して、政治の非道さを浮き彫りにしていく。韓国のアカデミー賞と言われる第54回大鐘賞映画祭で最多14部門にノミネートされ、助演男優賞、助演女優賞、シナリオ賞、編集賞の4部門を受賞。第53回百想芸術大賞では、助演女優賞と新人男優賞の2部門に輝いた。
新人検事のパク・テスは、ある事件をきっかけにソウル中央地検のエリート部長ガンシクに出会う。ガンシクは他人を踏み台にして出世し、大統領選挙を利用して権力をつかんだ“1%の成功者”だった。その素顔を知ったテスは、次第に悪の魅力に染まっていく。

ドラマ「大丈夫、愛だ」のインソンが、若き検事テスに扮し、悪に身を落としていく男の葛藤を体現。一方、「アシュラ」でおなじみのウソンが、富と名声を手に入れた男ガンシクを演じ、バブリーなダンスシーンや歌を熱唱する場面などコミカルな演技を見せている。さらに「インサイダーズ 内部者たち」のペ・ソンウ、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のキム・ウィソン、ドラマ「恋のスケッチ 応答せよ1988」などで知られるリュ・ジュンヨルらが脇を固める。
また、ティザーポスタービジュアルも完成。スーツ姿のインソンとウソンとともに、「プライドを捨てろ! 権力に寄り添え!」というキャッチコピーが配され、実力派2人の演技合戦に期待が高まる。
「ザ・キング」は、18年3月10日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開。
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