ジグソウ役トビン・ベルが証言、「ソウ」最新作は「シリーズの最強の部分が集結」!
2017年11月8日 14:00

[映画.com ニュース] 世界的人気を誇る「ソウ」シリーズで連続殺人鬼“ジグソウ”ことジョン・クレイマーを長らく演じてきたトビン・ベルが、シリーズ新章「ジグソウ ソウ・レガシー」について語った。
ジグソウによって密室に閉じ込められ、生存をかけたゲームを強要される人々を描いた「ソウ」シリーズの第8作。「デイブレイカー」「プリデスティネーション」で知られる双子の兄弟ピーター・スピエリッグ&マイケル・スピエリッグが監督を務め、ジグソウの死から十数年後に巻き起こる新たな惨劇を描く。
第7作「ソウ ザ・ファイナル 3D」で終結したはずのシリーズの“復活”に際し、ベルは「(僕が演じてきた)ジョン・クレイマーは非常に興味深い男だ。頭が良くて、自分のやるべきことに献身的である。彼は建築家であり、機械技師であり、哲学者だし、神学者ですらある。勤勉な読書家だし、あまりに賢い。彼は、役者として何作にもわたり、発展させていくのが非常に魅力的なキャラクターなんだ。だから、彼をさらに発展させることができる機会に恵まれるのは、すごく好きだよ」と歓迎。ジグソウ役には並々ならぬ思い入れがあるようで、「僕自身に、彼が今後どのように発展していけばいいのか、についてアイデアがものすごくたくさんあるんだ。僕は、映画の中で、自分のセリフもかなり多くの部分を自分で書き直したりしているんだ。そのおかげで、このキャラクターをどの方向に発展させていくことが映画にとってよいことなのかがより分かるようになるからね」と語る。
俳優として以上に主体的にシリーズと関わってきたベルは、約7年ぶりの新作である本作について「この映画は、これまでの『ソウ』シリーズとは、まったく見た目が違う作品になった。そして、これまでの『ソウ』シリーズの最強の部分が集結しているといえる」と断言。監督やスタッフの功績にあるといい、「スピエリッグ兄弟は、このシリーズの最大の強みであったスリラー(の要素)を復活させていて、それでいて、新たな方法で描いてみせたと思う。彼らはこの映画を血みどろの映画であるのと同じくらいに、“スリラー・ドラマ”にしようとしていたんだよね。つまり、必要以上に、血だらけの映画にはしないようにしたんだ」と俊英監督コンビを絶賛する。
さらに「今回新たに、ベン・ノットというカメラマンを起用したんだ。一緒に仕事していて最高の人だったよ。それに、音楽ですら違った。過去の作品と同じチャーリー・クロウザーが担当したのに、これまでとは違う方法で使われているんだ。だから、この映画は過去の『ソウ』シリーズとは違う感触の作品になっている」と語ったベルは、「例えば、あるシーンは僕に言わせたら、とにかく『美しい!』としか思えない。あまりに美しく撮影されていてね。ハードな場面なのに、ものすごくソフトに撮影されているという、驚異的なコントラストが存在する映画なんだ。見た人たちを仰天させることになると思うよ。骨抜きにしてしまうはずだ」と新たなスタッフたちが能力を発揮した結果、本作が過去作の遺伝子を継承しつつも、新たな次元へと到達したと確信している様子だ。
「とにかくペースがすごく早いということ。ものすごく早くて、ものすごくパワフルなんだ。あまりに怖くて、スリルの連続だよ。新たに出演している俳優たちがみんな最高で、そこも見どころなんだ。物語展開はある意味同じと言えるけれど、まったく違うキャストによるものだから、『ソウ』シリーズが大好きな昔からのファンは絶対に気に入ってくれると思うよ。それから、『ソウ』シリーズが始まったころにはまだ若すぎた新しいファンにも、この映画をぜひ見てもらいたい。新たな『ソウ』ファンをこの映画で獲得したいと思っているんだ」とあふれ出る思いを語った。
「ジグソウ ソウ・レガシー」は、11月10日から全国公開。
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