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「映画に出た覚えない」萩本欽一が「We Love Television?」 公開初日に爆弾発言!?

2017年11月3日 17:39

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日本テレビの名物プロデューサーを追ったドキュメンタリー
日本テレビの名物プロデューサーを追ったドキュメンタリー

[映画.com ニュース]萩本欽一の番組作りの裏側を、「電波少年」などで知られる日本テレビの名物プロデューサー、土屋敏男氏が追ったドキュメンタリー映画「We Love Television?」が11月3日、全国で初日を迎え、出演の萩本、河本準一土屋敏男監督が東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で舞台挨拶を行った。

映画を見ていないという欽ちゃんは観客に向け、「映画の内容とか、余計なことを言わないように。ご近所の方には、『そういう映画があるらしいよ』とだけ言ってください。舞台あいさつでは『みんなで作り上げた。充実感でいっぱいです』とか挨拶するけど、充実感もないので……。だって、映画出ている意識がないのに、なんで挨拶に来なきゃいけないんだ。土屋って、ろくなことしないなと思った」と、冒頭からまさかの発言だった。

隣に立った河本にも「なんで、お前いるの? 映画に出ているの?」と質問。河本が「僕も、いつのまにか出てましたから」と返すと、「どうしてカットしなかったの?」と聞く始末。「番組で言うと、もう一つだった。河本には助けてくれたなという気持ちがあるんだよ。だからといって、次もやりたいということはなかったけど」とバッサリ。

映画は、欽ちゃんの無茶ぶりとプレッシャーに耐えながら、出演をやりきった河本が欽ちゃんにポンと肩を叩かれた瞬間、号泣するというのが見せ場の一つ。それにも、欽ちゃんは「あ、そこ流れているの? 河本、出てよかったな」。初メガホンの土屋監督は「河本は、(欽ちゃんが)『頑張ったな』といったら、舞台の袖から泣き始めた。『控室に呼んでよ』といったら、大泣きですよ」と解説するも、「あんまり覚えていないなぁ」と欽ちゃん。これには、河本は「あの涙はなんだったのだろう」と言うしかなかった。

欽ちゃんは「そんなことよりも、今日来てくれた方がうれしいよ。なんで、(映画に)出てないヤツが来ているんだろうと思ったもん。いいやつだなって。しかも、一回の付き合いで」。土屋監督も「ここは、ドキュメンタリーの大事な、唯一の泣き所の部分です」と慌ててフォローしていた。

それでも、「ここだけは見て、というのは土屋の無謀さだね。僕は、日活の人に会って、初めて映画だと知ったんだ。『あ、それを映画にしたの?』と聞いたもん。(日活の関係者には)『よく引き受けたな、俺と同じで、だまされたんじゃない?』と言ったら、『そういうこともある』って。土屋ちゃんというのは、いい友達を持ったな、と思うね。そこは見てほしい」とアピール。

映画は、2011年のある夜、土屋監督が欽ちゃんの自宅前で「視聴率30%の番組を作りましょう」といい、欽ちゃん宅に招き入れるところからスタートする。「うれしいこというなぁと思ったんだよ。うちでしゃべっているのも流れていると聞いたけど……。あれは、番組が終わった後、次をどういうものを作るか、しゃべっておいてと言われて、カメラを渡されたの。だから、遺言かなと思っていたんだ。まさか表に出ると思っていなかったら、すごいイヤなんだよ」。黄金期には合計視聴率100%を叩き出した欽ちゃん。舞台挨拶でも、独壇場だった。

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