「Mr.Long」SABU監督、主演チャン・チェンのスター性を絶賛「スタッフも惚れていた」
2017年10月28日 10:20

[映画.com ニュース] 第30回東京国際映画祭の特別招待作品である「Mr.Long ミスター・ロン」の上映を記念し10月27日、主演のチャン・チェンとSABU監督が、同映画祭の会場である東京・六本木ヒルズアリーナでティーチインを行った。
映画は、台湾の腕利きの殺し屋ロン(チャン)が、偶然出会った母子らとの交流を通して、人間らしさを取り戻していくさまを描いた。日本での任務に失敗したロンは、北関東のある村に逃げ込み、心を閉ざした少年ジュンと台湾人の母リリー、そして少し変わった村人たちと出会う。成り行きで始めた牛肉麺の屋台が人気店となり、ロンの心はほぐされていくが、すぐそこにヤクザの手が迫っていた。
SABU監督は、2005年にモントリオール映画祭で出会い友人になったというチャンについて「気持ちもすごく男前で格好良くて、スタッフも皆(チャンに)惚れていた」と話し、「(撮影の)準備をして現場に登場すると、皆さん『おお~!』となっていました。撮りがいのある、絵になる方です」とそのスター性を絶賛した。一方のチャンも「ずっとSABU監督のファンでした」と語り、「SABU監督の作品はほぼ全部見ていて、僕のオールタイムベストの上位にきている作品もあります。監督とお会いしたときに、もっとよく知りたいと思って話しかけて友人になりました」と相思相愛ぶりを明かした。
また、自身の国際映画祭デビューが、15歳のときに「クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(1991年)で参加した東京国際映画祭であることから、「東京は僕にとってとても印象深い街」と感慨深げ。今回も日本の製作スタッフとの仕事を楽しんだようで、「日本の映画のクルーはとてもプロフェッショナルで、態度も良く、学ぶべきところがたくさんありました。映画というのは、そういうスタッフの努力によって完成するもの。この場を借りて、スタッフの皆さんに感謝を申し上げたいと思います」とスピーチすると、会場はあたたかな拍手に包まれていた。
「ミスター・ロン」は、12月16日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。第30回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ