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故ヒース・レジャーさん「ダークナイト」でクリスチャン・ベールを感心させた行動は?

2017年10月27日 12:00

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鬼気迫る演技を見せた故ヒース・レジャーさんと バットマン役のクリスチャン・ベール
鬼気迫る演技を見せた故ヒース・レジャーさんと バットマン役のクリスチャン・ベール
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] バットマンの宿敵として知られる犯罪王ジョーカーに扮した「ダークナイト」(2008)で、映画史に残る怪演を見せた故ヒース・レジャーさん。このほど出版されたジョセフ・マッケイブ氏の新刊「バットマン・ファンが死ぬまでに知るべき&すべき100のこと(原題)」の中で、同作で主演を務めたクリスチャン・ベールが、レジャーさんの鬼気迫る名演にまつわる驚きの逸話を明かした。

バットマンがジョーカーを尋問するシーンの撮影を振り返ったベイルは、こう語っている。

「あれが最初の共演シーンだったんだけど、クリストファー(・ノーラン監督)が狙うトーンを完璧に理解していただけでなく、完全なまでに役に入り込んでいて、とんでもなくすごい役者だと圧倒されたのを覚えているよ。僕たち2人とも、クレイジーなキャラクターを大げさに演じて楽しんでいるといった印象は与えたくなかったから、あくまでシリアスなドラマとして捉えたうえで、それぞれ役になり切ることだけに集中するようにした。ヒースはメイクと衣装をまとっている間、常にジョーカーになり切っていたよ。あれは知っての通り、めった打ちにされるのを喜んでいる様子のジョーカーに、さすがのバットマンもひるみ始めるというシーンなんだけれど、『殴るふりをするだけで十分それらしく見えるし、本当に殴らなくてもいいんじゃないかな』と僕がいった途端、『いや、やってくれ。ほら、思いきりかかって来いよ!』っていいながら、ヒースが壁に体当たりしだしたんだ。タイル張りの壁に亀裂が入るほどの勢いでね。あの本気度には、心底感心させられたよ」。

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