J・C・ミッチェル&山本耕史ダブル“ヘドウィグ”の生歌サプライズに約500人が感激
2017年10月19日 23:50

[映画.com ニュース] 俳優で映画監督のジョン・キャメロン・ミッチェルが10月19日、最新作「パーティで女の子に話しかけるには」を引っさげ来日し、都内で行われたジャパンプレミアに出席。ミッチェル監督の飛躍のきっかけとなったオフブロードウェイ・ミュージカル劇「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の日本版で、3度主演を務めた俳優の山本耕史が花束贈呈に駆けつけた。
若手実力派女優エル・ファニングが主演を務めた本作は、英ファンタジー作家ニール・ゲイマンの自伝的短編小説を映画化。1977年のロンドン郊外の小さな町を舞台に、パンクムーブメントに熱中するも内気な高校生のエン(アレックス・シャープ)が、偶然迷い込んだ異星人のパーティで出会った少女ザン(ファニング)と過ごす48時間を描く。
7年ぶりに来日したミッチェル監督は、主演のファニングを「一緒に仕事をしていて気持ちがいいし、プロフェッショナルで、抜きん出た才能を持っています。女優とスターを同時にこなすのは大変だけど、彼女はこの作品で初めてそれを実現できたのではないでしょうか」と称賛。世界が排他的、閉鎖的になりつつあるいま、「若い人たちにはもっとパンクの精神をもってほしい。それは、健全な反抗心だから。ある意味、すべてを浄化するような怒りを持って、愛を見つけてほしいのです」と若者たちにメッセージを贈った。
ミッチェル監督と同じくヴィヴィアン・ウエストウッドのチェックのスーツで登壇した山本は、「青春映画のような懐かしさもあるし、近未来的な部分もある。ジョンがファンタジーを真っ向から描くのは今回が初めてだと思います。ジョンの心の中がアートとして表現されている」と解説。「ヘドウィグを演じたすべての俳優たちが兄弟姉妹なんです」というミッチェル監督と、久々の再会とは思えない息の合ったトークを展開した。また劇場後部には、2日前に終了したオリジナルキャストによる「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」日本初公演でイツィーク役を演じた中村中の姿があり、ミッチェル監督が「女帝の座る場所にいますね」と舞台上から手を振るひと幕もあった。
舞台挨拶の締めくくりとして「ずいぶん映画の話をしてしまいましが、こういう風に感じてほしいというのは言いたくありません。どう感じるかは皆さんが自分で決めてくださいね」と話した直後、ミッチェル監督は山本に耳打ち。サプライズで、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のテーマソングともいえる「オリジン・オブ・ラブ」の冒頭をデュエットを披露した。ミッチェル監督が「ここまでね」と止めたもの、山本のリードでサビまで熱唱。会場の新宿ピカデリーに集まったファン約500人は手拍子を打つなど大感激だった。イベント終了後に報道陣の取材に応じた山本は、すべてアドリブだったことを明かし「覚えていてよかった」と頬をほころばせた。
「パーティで女の子に話しかけるには」は12月1日から、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
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