ワインスタイン・カンパニーが売却を模索
2017年10月18日 16:00
[映画.com ニュース]ハーベイ・ワインスタインのセクハラ騒動の影響で、弟のボブ・ワインスタインと共同設立したワインスタイン・カンパニーが売却される可能性が出てきたと、バラエティが報じている。
セクハラ問題の発覚を受け、同社はハーベイ・ワインスタインを解雇。同社が手がけるすべての作品からワインスタインの名前を排除しているものの、卑劣な行為を黙認していたと見られる同社に対する風当たりは強い。
米アマゾンなどが相次いで取引を打ち切るなか、今秋全米公開予定だったベネディクト・カンバーバッチ主演の注目作「The Current War(原題)」やフランス映画「最強のふたり」のリメイク「The Upside(原題)」などが延期となっている。そんななか、不動産投資会社コロニー・キャピタルが緊急の財政支援を行うと発表した。
「同社がインディペンデント映画とテレビ業界において、正しい地位に戻れるように手助けします」と同社の代表はコメントしている。弟のボブは売却を否定しているものの、取締役会、コロニー・キャピタルは積極的であることから、今後の展開に注目が集まる。