Jホラーの立役者・高橋洋監督作「霊的ボリシェヴィキ」18年公開!ポスター&予告公開
2017年10月7日 06:00
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[映画.com ニュース]「女優霊」の脚本や「リング」の脚色で知られる高橋洋が監督と脚本を兼ねた最新作「霊的ボリシェヴィキ」の公開日が、2018年2月10日に決定。あわせて、予告編と、無表情で立つ主人公が恐怖心をあおるポスター画像がお披露目された。
今作は、“Jホラー”の立役者である脚本家・映画監督の高橋が、「旧支配者のキャロル」(2011年)以来6年ぶりに監督・脚本を務めた心霊恐怖映画。タイトルのボリシェヴィキとは、ロシア語で多数派という意味を持ち、ウラジーミル・レーニンによるロシア革命、ソビエト政権の樹立以降は、暴力的な共産主義革命を目指す前衛集団を表す。それを基に神道霊学研究家の武田崇元氏が1970年代に提言した概念“霊的ボリシェヴィキ”は、ディープ・オカルトの世界で密かに語り継がれてきた。
かつて“あの世に触れたことがある”という“ゲスト”と呼ばれる7人の男女たちが、集音マイクが仕掛けられた奇妙な施設に集められる。強すぎる霊気によりデジタル機器が使用できない施設内で、静かにアナログテープが回り始める。そのテープに記録されてゆくのは、人間の領域を超えた禁断の心霊実験だった。ゲストのひとりで幼い頃に神隠しに遭遇した主人公・由紀子を、「蜜のあわれ」「いぬむこいり」などの韓英恵が演じているほか、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、伊藤洋三郎らが出演している。
公開された予告編では、互いを知らない7人のゲストが、“あの世に触れたことがある”という共通点を見出し、恐怖に苛まれる様子が描かれる。それぞれが自らの体験談を語り、あの世を呼び出す実験が進められるなかで、ゲストたちは徐々に狂気を帯びていく。
「霊的ボリシェヴィキ」という概念に出会って以降、20年以上にわたり映画化を試みてきたという高橋監督は、「『霊的ボリシェヴィキ』とは何なのか? これほど深く取りつかれているにもかかわらず、自分はいまだに説明する言葉を持ちません。映画を通してしか表現できないもの、なのかも知れません」とその奥深さを語っている。
「霊的ボリシェヴィキ」は、2月10日から東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。
(C)2017 The Film School of Tokyo
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