“犯罪映画の名手”は妥協を許さず!「ブラッド・スローン」インタビュー映像独占入手
2017年10月3日 12:00

[映画.com ニュース] 大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のニコライ・コスター=ワルドウが主演する映画「ブラッド・スローン」のインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。本作のメガホンをとったのは“犯罪映画の名手”とうたわれるリック・ローマン・ウォー監督。実在の刑務所で撮影を敢行し、エキストラに本物のギャングや前科者を集めるなど、絶対に妥協を許さないウォー監督のこだわりを、ワルドウらキャスト陣が明かしている。
本作は、ささいなことから事故を起こしてしまい、刑務所に収監されたジェイコブ(ワルドウ)が、殺し合いの抗争が渦巻く監獄の中で生き抜くため、自らの肉体を鍛え上げ、囚人同士の争いに立ち向かっていくさまを描く。本作と同様に刑務所を舞台にした「プリズン・サバイブ」、アメリカにおける受刑者の減刑制度を鋭い視点で描いた「オーバードライヴ」に続く“刑務所三部作”のラストを飾る1作だ。
「オーバードライヴ」で主演を務めたドウェイン・ジョンソンからTwitterで「これまで仕事を共にしてきた大好きな監督のひとり」「(本作は)映画の中の隠された至宝」と評されたウォー監督。映画業界からのラブコールは絶えず、ジェラルド・バトラー主演のアクションサスペンス「エンド・オブ・ホワイトハウス」、続編「エンド・オブ・キングダム」に続くシリーズ第3弾「Angel Has Fallen(原題)」を手がけることが決まっている。

ウォー監督は、実存する3つの拘置所と刑務所で撮影を行い、ボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、総合格闘技の猛者たちに監獄の囚人を演じさせるなど、数々のこだわりを持って本作を完成させた。お披露目された映像では、脚本を読んだワルドウが「徹底的に研究して刑務所の世界を熟知してた。だから作品からリアリティが感じられる」とその熱意に脱帽し「フィクションだけど、物語の中の状況は実際にある」「リックは絶対に妥協はしなかった。作品のリアリティのために努力しようとする姿勢が感じられたよ」と賛辞を並べ立てている。
一方「オーバードライヴ」以来2度目のタッグを組むジョン・バーンサルは「余計なことはせずにとにかくリアルを追求する」という姿勢で演技に臨んだようだ。そして「彼は遠慮なんてしない。俳優が安っぽい演技をし始めたら“映画ぽっくするな”と言う」「リックのためなら俺は何だってする」とウォー監督に全幅の信頼を寄せていることを告白。一方、仮釈放監察官役を演じたオマリ・ハードウィックは「リックはフクログマ(コアラの一種)と(「スター・ウォーズ」の)ヨーダを融合させた感じ」とユニークに紹介している。「本作の監督には彼以外の適任はいないだろう」と語り、かつて経験したスポーツ、家族構成、さらにはケンカの回数なども聞かれたという裏話を披露している。
「ブラッド・スローン」は、9月30日から東京・新宿シネマカリテほか全国順次公開。
(C)Shot Caller Films,LLC. All Rights Reserved.
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