菅田将暉×ヤン・イクチュン「あゝ、荒野」釜山映画祭に出品!肉体改造に挑む映像も披露
2017年9月11日 13:00

[映画.com ニュース] 菅田将暉とヤン・イクチュンがダブル主演し、寺山修司の長編小説を2部作で映画化した「あゝ、荒野 前篇」「あゝ、荒野 後篇」が、10月12~21日に韓国で開催される第22回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門に出品されることがわかった。あわせて、2人がトレーニングに励むメイキングや、インタビューに答える姿を収めた特別映像も披露された。
1960年代後半の日本のアングラ文化を生み出したサブカルチャーの先駆者・寺山が、66年に発表した唯一の長編小説を、「二重生活」の岸善幸監督が実写映画化。少年院あがりの新次(菅田)と、きつ音と赤面対人恐怖症に悩むバリカン(ヤン)がボクシングを通して育む奇妙な友情、周囲の人々との人間模様を、時代設定を2021年に変更して描く。
岸監督は釜山国際映画祭に初参加。同映画祭創設メンバーであり、アジアの若き才能を発掘しアジア映画全体の成長を促すことに生涯を捧げた故キム・ジソク氏の名を冠した「キム・ジソク特別賞」が今回から新設され、今作がノミネートされた。また10月14日には公式上映が行われ、菅田&ヤン&岸監督の出席が予定されている。
出品にあたり、菅田は「岸監督、スタッフ、キャスト全員が命を削り、本気で挑んだこの作品が日本をはじめ、世界中の方々にもご覧頂けるという素晴らしい機会をいただき、本当に嬉しく思っています。この熱量が多くの人に伝わるのではないかと今から楽しみ」と大きな期待を込める。ヤンも「誠に嬉しく、そして誇らしく思います。私たちの映画『あゝ荒野』は、日本だけでなく、全世界の観客にも十分共感できるものだと確信しています」と自信をみなぎらせ、岸監督は「5時間を超えるこの物語が、世界の観客の皆さんにどのように受けとめてもらえるのか、今からとても楽しみです」と明かしている。
さらに特別映像では、階級を合わせるために菅田が約10キロの増量、ヤンが約10キロの減量するなど、過酷な肉体改造を経て撮影に臨む様子が。菅田は「ヤン・イクチュンって、やっぱりあぶねえなと思いました。もちろんいい意味で。ヤンさんがバリカンじゃないと、新次としてこれだけ楽しめなかった」と目を輝かせば、ヤンも「(菅田は)本能的に演技をするのが上手。身体はスリムだけど、中のエネルギーを感じる」と振り返っている。
「あゝ、荒野」は木下あかり、ユースケ・サンタマリア、山田裕貴、木村多江、今野杏南、でんでん、モロ師岡、高橋和也らが共演。前篇は10月7日から、後篇は同21日から公開される。
(C)2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ
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