中山美穂、キム・ジェウクと年の差カップルに!5年ぶり主演映画「蝶の眠り」公開
2017年9月11日 18:00
[映画.com ニュース] 女優・中山美穂が「蝶の眠り」で5年ぶりに映画主演を務め、韓国の人気俳優キム・ジェウクと恋人役で共演していることがわかった。10月12日に開幕する第22回釜山国際映画祭ガラ・プレゼンテーション部門でワールドプレミア上映され、2018年春に日韓同時公開される。
今作は、ペ・ドゥナ主演の「子猫をお願い」(2004)で知られるチョン・ジェウン監督が、フランスの女性作家マルグリッド・デュラスと38歳年下の愛人との関係を描いた映画「デュラス 愛の最終章」(01・ジョゼ・ダヤン監督)から着想を得て製作したオリジナル作品。中山にとっては、「新しい靴を買わなくちゃ」(12)以来5年ぶりの主演映画となる。
50代の売れっ子女流作家・松村涼子(中山)は、自らがアルツハイマー病に侵されていることを知る。何かを成し遂げたい思いで大学の講師を始めた涼子は、ひょんなことから20代の韓国人留学生のチャネ(キム)に執筆活動を手伝ってもらうようになり、2人は年の差を越えて次第にひかれ合っていく。
2016年の8月に今作の撮影を終えていた中山は、1年2カ月越しの公開決定に歓喜。「涼子は50代の強い女性。時間が経つにつれはかなく脆くなっていくのですが、チョン・ジェウン監督の繊細な表現と、キム・ジェウクさんの受け止めようとしてくれたお芝居が非常に切ないです。たくさんの方に見ていただければ幸いです」とメッセージを送っている。
一方のチョン監督も、「中山美穂さんと一緒に作った『蝶の眠り』が、韓国の釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映されることをとても喜ばしく思います」と語り、「撮影はすべて日本で行い、キャストもスタッフもほとんどが日本の方で、私には学ぶことの多い経験でした。この華々しい舞台で、ようやく皆さまにご覧いただけることとなり、深い感慨を覚えます」とコメントを寄せている。
「蝶の眠り」は、2018年春に日韓同時公開。