「健さん」監督・日比遊一の初劇映画「ブルー・バタフライ」12月2日公開決定
2017年8月28日 10:00

[映画.com ニュース] 2014年に他界した名優・高倉健さんを題材にしたドキュメンタリー「健さん」を手がけた日比遊一監督による初の劇映画「ブルー・バタフライ」が、12月2日に公開されることが決定。あわせて、樹木希林の「この映画には、次の作品を観たいと思わせる何かがある」という絶賛評が添えられたポスタービジュアルもお披露目された。
「健さん」では、第40回モントリオール世界映画祭ワールド・ドキュメンタリー部門の最優秀作品賞、第26回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞に輝いた日比監督。米サンタ・バーバラ美術館に作品が所蔵された写真家としての一面もあり、その才能は故デニス・ホッパーさんや、写真界の巨匠ロバート・フランクに認められたほどだ。今回フィクション初挑戦の舞台に選んだのは、1987年以降、活動の拠点にしてきたアメリカ。実話から着想を得た悲痛な物語を丹念に描き出している。
義父から性的暴行を受けて育ったメキシコ系の女性・ヤズは、本来の柔和な性格が一変し、心優しい義兄・マニーを利用しながら酒やドラッグに身を任せる荒んだ生活を送っていた。マニーはヤズを守るために犯した罪で仮釈放の身だが、ある“特別な想い”を隠しながら、困った時に頼ってくる義妹をなんとか支えようと必死だ。やがて息子を亡くした保護観察官ブレナーがマニーを立ち直らせようとするが、ヤズの荒れ狂った行動はさらにエスカレートしていく。
社会の底辺でもがき苦しみ、ささやかな幸福の思い出と未来を“青い蝶”に託して生きる主人公ヤズを演じたのは、Huluの人気シリーズ「East Los High」の出演で知られるトレイシー・ペレス。また、デビッド・フィンチャー監督や「ブラックリスト」のクリエイターであるジョン・ボーケンキャンプから厚い信頼を寄せられる谷田ヤスが撮影を務め、吉田大八監督作「美しい星」に参加した渡邊琢磨が音楽を担当している。
「ブルー・バタフライ」は、12月2日から東京・新宿K's cinemaほか全国順次公開。
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