映画初主演・田中要次、舞台挨拶“初センター”に感激「今日からが勝負!」
2017年8月20日 11:00

[映画.com ニュース] 俳優・田中要次が映画初主演を飾り、米テキサス州の大型イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」にも出品された「蠱毒(こどく) ミートボールマシン」が8月19日、東京・新宿武蔵野館で封切り。同館で行われた初日舞台挨拶に、田中のほか、百合沙、川瀬陽太、三元雅芸、屋敷紘子、栄島智、矢部太郎、若林美保、島津健太郎、石川ゆうや、芦原健介、メガホンをとった西村喜廣監督が登壇した。
2006年に公開された高橋一生主演「ミートボールマシン」をモチーフに、「シン・ゴジラ」「進撃の巨人」の特殊造形を手がけた西村監督がメガホンをとった今作。借金の取り立て屋である野田勇次(田中)が、謎の生命体「ユニット」に寄生され、おぞましい怪物に変身。思いを寄せる女性・カヲル(百合沙)を守るため、“ネクロボーグ”との血にまみれた戦いを繰り広げる。
「映画の舞台挨拶でセンターに立つことが初めてなので、何を喋ったらいいか悩みますね」と緊張気味の田中。「(この作品は)正直低予算でした。海外の映画祭に行けたらいいなと思っていましたが、ふたを開けてみたら40カ所も」と話すと、西村監督は「もうそろそろ50カ所くらいいきます」と補足した。プチョン国際ファンタスティック映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に参加した田中は「(公開初日の)今日からが勝負ですからね。本国でどれだけ反響があるか。皆さんがレビューを書いていただけるのが頼りです」とアピールすると、川瀬は力んだ表情で「人命がかかっているんです!」と観客に訴えかけて、笑いを誘っていた。
この日の西村監督は、田中を「真ん中のハゲ!」とやじったり、「撮影が寒かった」と述懐する百合沙を「脱いでたから?」とネタバレギリギリで茶化すなど“舌好調”。さらに新宿武蔵野館で上映されている「RE:BORN リボーン」を引き合いに出し「『RE:BORN リボーン』の方は毎日毎日ソールドアウトしてるじゃない? うちもソールドアウトしたいじゃん?」と話すと、キャスト陣に「(同館に)君たちが毎日いるとか。『誰かが今日います!』というのをやれば、ソールドアウトとか、お客さんと交流できる」と突如無茶ぶりをしていた。
さらに「最初の20分くらいかな、つまらないのは。田中要次って人が演技しているだけだから」と冗談を飛ばしていた西村監督だが、本作にかける思いは並々ならぬものだった。「今後もキャストの皆とやっていきたいと思っています。この作品は『東京残酷警察』(劇場映画初監督作品)に次ぐ転機となった気がします。僕の中のメモリアルとして見てください」と話すと、場内からは大きな拍手が巻き起こっていた。
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