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坂本龍一追ったドキュメンタリー、ベネチア映画祭出品決定!

2017年7月29日 04:00

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「Ryuichi Sakamoto:CODA」の場面カット
「Ryuichi Sakamoto:CODA」の場面カット
(C)2017 SKMTDOC, LLC

[映画.com ニュース] 日本を代表する音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画の正式タイトルが「Ryuichi Sakamoto: CODA」となり、11月に公開されることが決定。あわせて、第74回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品されることが発表された。同映画は、坂本が2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭。日本での公開に先駆けてのワールドプレミアとなる。

坂本は、1952年東京都中野区生まれ。幼少期からピアノと作曲を学び、70年代後半には音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーとして国内外で高い評価を得た。同グループ解散後も活躍の場は多岐にわたり、映画音楽家として「ラストエンペラー」の楽曲を手がけ、第60回アカデミー賞作曲賞を受賞。2014年には中咽頭ガン罹患を公表し、山田洋次監督作「母と暮せば」で復帰を果たした。その後は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作「レヴェナント 蘇えりし者」、李相日監督作「怒り」などに参加している。

カメラは、12年から5年間にわたり坂本に密着。YMO時代をはじめ、01年9月11日に米ニューヨークで起こった同時多発テロ、11年3月11日の東日本大震災を受けての活動、14年7月のガン公表などを振り返りながら、音楽的探求とその変遷を真正面からとらえた。また、3月にリリースされた約8年ぶりのオリジナルアルバム「async」の制作現場も収められている。スティーブン・ノムラ・シブルが監督を務めた。

Ryuichi Sakamoto: CODA」は、11月4日から東京・角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。

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