タランティーノ新作は凶悪殺人「マンソン事件」S・テート役はマーゴット・ロビー?
2017年7月13日 11:00
[映画.com ニュース]鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、カルト指導者チャールズ・マンソンとその信奉者たち、通称“マンソンファミリー”による女優シャロン・テート殺害事件を題材にした新作映画を企画中であることがわかった。
米Deadlineによれば、テート役には「スーサイド・スクワッド」で一躍スターダムに躍り出たマーゴット・ロビーを検討中とのこと。その他のキャストでは、「イングロリアス・バスターズ」(09)で主演を務めたブラッド・ピットや、タランティーノ監督作の常連サミュエル・L・ジャクソン、ジェニファー・ローレンスといったトップスター数人とすでに交渉に入っているようだ。
事件は、マンソンファミリーが1969年8月8日から9日にかけ、米ロサンゼルスにあるテートの夫で映画監督のロマン・ポランスキー宅と、スーパーマーケットチェーンのオーナー宅に押し入り、当時妊娠8カ月だったテートと胎児を含む7人を惨殺したもの。71年、マンソンは第1級殺人と殺人教唆で終身刑の判決が下され、現在もカリフォルニア州の刑務所に収監されている。
タランティーノ監督はこれまでの作品と同様、タイトル未定の新作でも自ら脚本を執筆。来年夏のクラインクインを目指して、現在脚本の仕上げにかかっているという。企画が実現すれば、タランティーノ監督にとって初の実話に基づいた映画となるだけに、今後の進展に注目が集まる。