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Facebookから銀幕デビュー!「君はひとりじゃない」新人女優の迫真の演技を収めた本編映像

2017年7月12日 16:30

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泣き出すシーンは、演技ではなく本人の感情があふれ出たものだという
泣き出すシーンは、演技ではなく本人の感情があふれ出たものだという
(C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved.

[映画.com ニュース]第65回ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞し、ポーランドのアカデミー賞といわれるイーグル賞で作品賞・監督賞ほか主要4部門に輝いた「君はひとりじゃない」の本編映像が、公開された。

ポーランドの女性監督マウゴジャタ・シュモフスカによる再生のドラマ。母の突然の死により、心に溝ができてしまった父ヤヌシュ(ヤヌシュ・ガヨス)と娘のオルガ(ユスティナ・スワラ)。母を亡くした悲しみから拒食症になったオルガと人の死に無感情になった検察官のヤヌシュは、セラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)と交流するうち、気持ちに変化が生じていく。

オルガ役のスワラは、Facebookで行ったオーディションでシュモフスカ監督が見いだした新人女優。演技初挑戦ながら、父も自分も嫌悪し、ボロボロになっていくオルガを全身全霊で演じている。公開されたシーンでは、アンナから「好きだけなぐって」と勧められたオルガが、マットをなぐることで感情を解放するセラピーを受けるさまが描かれている。なぐっているうちに気持ちに押さえが利かなくなり、震えながら涙を流す姿が切り取られているが、シュモフスカ監督によれば、「ユスティナ(・スワラ)が演技がうまくできないフラストレーションから本当に泣いているの」という。演技を超えた演技が収められたシーンといえる。

「大きな目を含め、見た目が面白いと思いました」とスワラの起用理由を明かしたシュモフスカ監督は「ただ、激やせというわけではなかったので5キロ落とすようにお願いしたら、しっかり落としてくれました。でもそんな彼女は、実際はファストフードばかり食べる子なんですよ(笑)。撮影後はみるみるうちに太っていきました」と語りつつ、「カメラの前に立っても非常にナチュラルにふるまえる素晴らしい子でした」とスワラの存在感を絶賛している。

君はひとりじゃない」は、7月22日から全国順次公開。

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