映画の街並みをそのまま再現!「カーズランド」完全レポート
2017年7月9日 14:30

[映画.com ニュース]ディズニー/ピクサーによる人気シリーズ第3作「カーズ クロスロード」公開を記念して、米カリフォルニア州アナハイムのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークにある「カーズランド」を、映画.comが取材してきました。
「カーズ」シリーズは、真っ赤なレーシングカーのマックィーンが、レーサーとして成長していく物語。今作では、次世代レーシングカーたちの台頭や、レース中の大クラッシュをきっかけに、マックィーンが人生の岐路に立たされる様子が描かれています。「カーズランド」は、そんなマックィーンと友人たちが暮らす“ルート66”沿いの小さな町「ラジエーター・スプリングス」を忠実に再現。奥に広がる雄大なオーナメント・バレーの岩山を眺めると、まるで映画の世界に飛び込んだような感覚に! アトラクションからレストランまで、「カーズランド」のすべてを紹介します。

「ラジエーター・スプリングス」の町に入るとすぐ現れるのは、マックィーンの親友のレッカー車、メーターが主役のアトラクション「メーターのジャンクヤード・ジャンボリー」。メーターが廃品置き場に集めた22台のキュートなベビー・トラクターたちが、カントリー・ミュージックに合わせて縦横無尽に動き回ります。よく見ると目の色や汚れ具合など、22台すべてが異なっていて、ディテールへのこだわりが感じられます。かわいい見た目とは裏腹に勢いよくダンスをするので、バーをしっかり掴んでおかないと振り回されちゃう! 音楽は、ディズニーランド・パークでおなじみのビリー・ヒルとザ・ヒルビリースによる演奏で、メーターが歌う全7曲。メーターは、自動車の廃品でできたジュークボックスを操作しながら歌っているので、ぜひ探してみてくださいね!

その真向かいにあるのが、いつもマイペースでヒッピー気質のワゴン、フィルモアのお店「フィルモアのテイスト・イン」。劇中ではフィルモアが醸造した燃料などを販売する「フィルモアのオーガニック燃料店」として登場しています。「カーズランド」でもそのオーガニックへのこだわりを尊重し、新鮮なフルーツや清涼飲料水、フルーツジュース、野菜のお菓子などを販売。夜になると、ドーム型のお店がカラフルに彩られるのも見どころのひとつです。

ダンスをする20台のクルマたちに乗り込んで、ほかの乗客たちと一体感を味わえるのが、「ルイジのローリッキン・ロードスター」。ラジエーター・スプリングスのレース・デーを祝うために、ルイジが経営するタイヤ店「カサ・デラ・タイヤ」の裏庭をイタリア風に飾り付けしたという設定。1950年代のイタリアのリアエンジンマイクロ車をモデルにしたルイジの従兄弟たちが、カントリー・ミュージックにのって踊り出します!
予測不可能な動きに翻弄されながら、ほかの乗客と目を合わせたりほほ笑みあったり、ひと時の“友情”が生まれるライドです。音楽は、「Rollicking Night and Day」「Mambo Italiano」「The Tire-antella」の3種類。それぞれ違うダンスになるので、どの曲になるかは乗ってからのお楽しみ。

人気のコースターである「ラジエーター・スプリングス・レーサーズ」では、映画から飛び出してきたかのようなレーシングカーたちに乗り込み、オーナメント・バレーを再現したコースでのスリリングなレ-スが楽しめます。出発すると、クルマの後方から劇中音楽が流れるなど、気分を高揚させる仕組みがいっぱい。序盤の屋内ゾーンでは、メーター、マックィーンの恋人・サリーらおなじみの仲間たちが登場します。車体や目が動くのはもちろん、口もセリフに合わせて動くようにできており、表情豊かに話しかけてくるからびっくり。アニメーション投影などを駆使した“本物”過ぎる作りに、どうなってるの!? とついつい見入ってしまうクオリティの高さです。屋外に出る直前でコースは2つに別れ、一方はラモーンのペイント作業、もう一方ではルイジとグイドのタイヤ交換を体験。どちらに進むかは運次第なので、何度も乗ってどちらも体験したい!
そのゾーンを抜けると、今は亡きマックィーンの師匠ドック・ハドソンが迎えてくれ、横に停車したライバルカーとレースに挑む展開に。乗客を乗せた2台のクルマからエンジン音が鳴り響き、同時に急発進! 勾配と傾斜のあるコーナーを一気に駆け抜け、ライバルと一体感を感じながら盛り上がれちゃいます。レースに勝てるかは運次第だけれど、「カーズ」の物語同様、勝ち負けよりも素晴らしい旅にフォーカスした、疾走感が心地いいライドです。

「バグズ・ライフ」をモチーフにした「バグズ・ランド」内のシアターで、「カーズ クロスロード」の映像を見ることができちゃう「『カーズ3』スニークピーク」を見ることができました。パークのスタッフが映画のロゴ入りサーキットウエアで出迎えてくれ、ウエイティングエリアには最新作に登場するサーキットのペイントが! 3D映像で迫力のレースシーンが楽しめるほか、新世代のレーサーに追い詰められるマックィーンや、若手レーストレーナーのクルーズ、今は亡き師であるドックらが登場し、本編への期待が高まる仕上がりです。映像に合わせて風、ミスト、煙などの演出も。残念ながら、この上映は期間限定のため現在は終了しています。興奮と感動の物語は、劇場で確かめて!

サリーが経営するホテル「コージー・コーン・モーテル」の前は、マックィーンやメーター、消防車のレッドに実際に触れて、一緒に写真撮影ができちゃうグリーティングエリア! マックィーンは、陽気に話しかけてくれ、決めゼリフ「カッチャウ!」をご機嫌に連発してくれました。映画では客室となっている5つの巨大コーンは、フードスタンドに。フレーバーポップコーン、プレッツェル、チュロス、ルート・ビア・フロート、チリ・コーン・ケソをそれぞれ販売しています。
ラジエーター・スプリングスに住むクルマたちの憩いの場となっているフローのガソリンスタンド「フローズV8カフェ」は、ガソリンではなく人間が食べられる食事を提供してくれます。朝食、昼食、夕食が楽しめ、カーズランドのカフェでは1番人気。ランチには、大きなローストビーフのハンバーガーや、ターキーのサンドウィッチ、ミルクシェイクなどがメニューに並びます。お子さまランチは、マックィーンを器にした遊び心満載の一品で、旅の思い出に持って帰れるのが嬉しいですね。
「カーズ クロスロード」は、7月15日から全国で公開。
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