アネット・ベニング、ベネチア映画祭で11年ぶりの女性審査委員長に
2017年7月7日 11:00
[映画.com ニュース] 日本公開中の映画「20センチュリー・ウーマン」や「キッズ・オールライト」「アメリカン・ビューティー」などで知られる米女優アネット・ベニングが、第74回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の審査委員長に就任したことが発表された。
女性が同映画祭の審査委員長を務めるのは、2006年のカトリーヌ・ドヌーブ以来11年ぶり。ドヌーブの前には、コン・リー、ジェーン・カンピオン、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、イレーネ・パパスが就いており、ベニングは6人目の女性審査員長となる。
昨年は、英監督のサム・メンデスが審査委員長を務めた。米Deadlineによれば、同映画祭ディレクターのアルバート・バルベーラは、「長らく男性の審査委員長が続きましたが、今こそ変化の時です。才能と創造力に溢れる素晴らしい女性を、我々のコンペティション部門審査員トップとして迎えました。アネット・ベニングにこの任務を承諾していただけたことを、とてもうれしく思っています」と声明を発表。
これまでアカデミー賞に4度ノミネートされているベニングは、「ベネチア映画祭の審査委員長のオファーをいただいてとても光栄です。作品を見ること、ほかの審査員の方々と世界中から集まった素晴らしい新作を堪能することを楽しみにしています」とコメントしている。
ベニングは、今後発表される審査員たちとともに最高賞にあたる金獅子賞などの選考を行う。第74回ベネチア国際映画祭は、8月30日から9月9日まで開催される。