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「ビニー」監督、マイルズ・テラーの推しポイントは「典型的なハンサムじゃないところ」

2017年6月23日 09:00

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パイロット、レーサーでもある ベン・ヤンガー(写真左)
パイロット、レーサーでもある ベン・ヤンガー(写真左)
(C) BLEED FOR THIS, LLC 2016

[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、「セッション」のマイルズ・テラーが実在するアメリカ人プロボクサーを演じた「ビニー 信じる男」のメガホンをとったベン・ヤンガー監督が、約10年ぶりの監督作である本作について語った。

交通事故で首を骨折し、ひん死の重傷を負った世界チャンピオンのビニー(テラー)が、マイク・タイソンを育て上げたトレーナー、ケビン(アーロン・エッカート)に支えられ、命がけで王座奪還を目指すさまを描く。テラーが約13キロの減量に加えて体脂肪率を6パーセントにまで絞り心身共にビニーになりきったほか、「ダークナイト」「ハドソン川の奇跡」で知られるエッカートが、約18キロもの増量を行った。

マネー・ゲーム」で知られるヤンガー監督は、パイロットのライセンスを持ち、プロのオートバイ・レーサーでもあり、本作の撮影の直前にはコスタリカでシェフをしていたという異色の経歴の持ち主。本作では脚本も務めており「(執筆が)難しい体験だったとは、決して言わないね。話自体がすごいから。あの事故の前にも勝敗のドラマがあり、事故の後にもまたドラマがある。脚本にする上で、すばらしい素材がそろっていた。僕が重視したのは、ロードアイランドの人々の生の生活を反映させること。ビニーや彼の家族を、リアルに描くことだ」と振り返る。

製作に当たってはビニー本人を訪ねたといい、「彼に会ってみると、確かにすごい集中力がある人だなとは思うが、職業のために一生障がい者になる危険をおかすような人とは感じさせないんだよ。僕はこの仕事が好きだが、『次の映画を監督したら君は一生車椅子の生活になります』と言われたとしたら、別の仕事を探すね。しかし当時の彼は、『これが僕のやることだ。どうなったとしても僕はこのリスクを負う』と言ったんだ。だからこの映画はパワフルなんだよ!」とビニーの精神が作品にパワーを与えていると語る。

テラーに対しては、「彼にはできると思っていたし、典型的なハンサムじゃないところも気に入った。この役に、典型的なハンサム主演男優は似合わない」と信頼を寄せ、「僕が気にしたのは、リアルに見せることだけだった。過去のボクシング映画には、3000万ドルも4000万ドルも使っていて、美しい映像だがパンチにリアリティがないものがよくあった。『実際にはなぐっていないんだろう?』と思えるようなものがね。僕が注力したのはそこだ。すべてのパンチを、リアルな感触がありリアルな音がするものにしたかったんだ」と試合シーンのこだわりを明かした。

ビニー 信じる男」は、7月21日から全国公開。

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