“暴君”ジュード・ロウ、炎を操り“キング・アーサー”を圧倒!特別映像公開
2017年6月8日 17:00
[映画.com ニュース] 「シャーロック・ホームズ」「コードネーム U.N.C.L.E.」で知られるガイ・リッチー監督が、中世の騎士道物語を独自解釈を加えて映画化した「キング・アーサー」の特別映像が、公開された。主人公アーサー(チャーリー・ハナム)の活躍を描きつつ、行く手をはばむ暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)の邪悪な本性をとらえた内容となる。
父であるイングランド王ユーサー(エリック・バナ)を叔父(おじ)のヴォーティガンに殺され、追っ手から逃れてスラムでひっそりと育ったアーサーが、ユーサーが残した聖剣エクスカリバーを手に入れ、王座奪還に乗り出すさまを描く。
映像では、戦闘のさなかユーサーから王冠を預けられたヴォーティガンが、権力に取り付かれていくさまが描かれている。実の兄であるユーサーを殺害したヴォーティガンは、暴君として君臨。「心の底から恐れられたとき、この上ない陶酔感に満たされる。得も言われぬ興奮が全身を覆う」と狂気をみなぎらせ、国民を恐怖で支配していく。
アーサーと相対する重要シーンも収められ、「お前を王座から引きずり落とす」と言い放つアーサーをにらみつけるさま、エクスカリバーの力を発動し、兵を蹴散らすアーサーの前に立ちはだかり「その聖剣は私のものだ」と炎を操って対抗する姿などが描かれている。従来のイメージをくつがえす悪役に挑戦したロウは「外から見たら見ばえはよいんだが、中身は腐敗しているんだ。そんな人物を演じるのはエキサイティングだと感じた。なよなよして、ひげをいじっているような悪役は演じたくなかったからね。ウィットとユーモアに富んだ作品で、とても邪悪なキャラクターを演じるということに興奮したんだよ」とキャラクターへの愛着を語る。
リッチー監督は「私たちは、ヴォーティガンを単なる悪人以上のものにしたいと思った。ジュード(・ロウ)はこの悪役にとってありきたりな選択肢ではない。私は彼を完全に信頼していた。彼は観客が見たいと思う、本当に複雑なひだをもつ悪人を演じてくれたんだ」と絶賛している。
「キング・アーサー」は、6月17日から全国公開。
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