吉田羊、「怖い絵展」ナビゲーター就任で「自分の弱さが怖い」自作の怖い絵披露
2017年5月30日 13:00

[映画.com ニュース] 女優の吉田羊が、「怖い絵展」のナビゲーターと音声ガイドを務めることになり5月30日、都内のホテルで行われた記者発表に出席した。
作家でドイツ文学者の中野京子さんのベストセラー「怖い絵」シリーズの刊行10周年を記念し、そこで紹介された絵画約80点を招集。吉田は、「絵画好きというイメージは全くないと思うし、正しい絵の見方も分からなかったのですが、中野さんの本を読んで知識を得ることで絵の違った顔や解釈の可能性が広がった」と興味を示し、オファーを受諾したという。
展示は「神話と聖書」「歴史」など6つのテーマに分けられ、その中から初来日となるドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」やウォーターハウスの「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」を推奨。「見るからに怖いけれど、その奥にもうひとつの怖さがにじみ出てくる二重構造になっています」と解説。それに絡め、自身の奥に隠された怖さについては「いっぱいありますよ。実は意地悪なんです。道を歩いていて、人とぶつかりそうになった時、ごめんなさいと言って表面は感じ良く譲るけれど、心の中で舌打ちしています」と明かした。
さらに「絵心は0点」としながらも、自身で描いた「怖い絵」も初披露。店頭で自身と店員が向き合っている場面を描いたもので、「洋服屋さんの店員さんのうたい文句に弱い。『最後の1点なんです』と言われると買いますと言ってしまう、自分の弱さが怖い」と照れた。
音声ガイドはこれから収録する予定で、「怖さがしっかりと伝わるようにしたい。題材を与えられてキャラクターのプロフィルを想像するアプローチは役者に通じるものがある。俳優の方にも足を運んでいただきたい」と抱負。聞かせたい俳優を聞かれると、「今、三谷幸喜さんの舞台(『子供の事情』)の稽古をしているんですけれど、共演している大泉洋さん。私と同じで、人の話をあまり聞いていないところがあるので」と笑っていた。
「怖い絵展」は、7月22日~9月18日に兵庫県立美術館、10月7日~12月17日に東京・上野の森美術館で開催される。
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