旬の監督ジョーダン・ピールとJ・J・エイブラムスが新ドラマでタッグ
2017年5月28日 21:00

[映画.com ニュース] 今年2月に全米公開された低予算ホラー「Get Out」を大ヒットに導いたジョーダン・ピール監督が、J・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボット、米ワーナー・ブラザース・テレビジョンと組み、アンソロジーホラー「Lovecraft Country(原題)」を制作することがわかった。
本作は、2016年に発売された作家マット・ラフの同名小説をドラマ化。1950年代を舞台に、失踪した父を探すため、25歳のアティカス・ブラックが信頼するジョージ、友人レティシアとともに、ジム・クロウ法(人種隔離政策)が制定されている米南部を旅する間に味わう恐怖を、アフリカ系アメリカ人の視点から描く。
米バラエティによれば、1話1時間の番組で、放送する米HBOはすでにシリーズ化にゴーサインを出している。ショーランナーを務めるミシャ・グリーンがパイロット版の脚本を執筆。ピールとエイブラムス、グリーンが制作総指揮を務める。
コメディアンのピールが長編初メガホンをとった「Get Out」は、アフロ・アメリカンの青年クリスが、白人の恋人ローズの実家を訪問した際に目にする異常な光景を描いており、ホラー映画の手法をとりながら人種問題にも切り込んだ作品として高く評価された。興行成績も、製作費約450万ドルながら、世界興収2億1500万ドル超を記録している。
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