「坂道のアポロン」にディーン・フジオカ&真野恵里菜&中村梅雀が参戦!
2017年5月26日 06:00
[映画.com ニュース] 第57回小学館漫画賞を受賞した小玉ユキ氏の人気少女漫画を、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李主演で映画化する「坂道のアポロン」に、ディーン・フジオカ、真野恵里菜、中村梅雀が出演することが明らかになった。
映画は、内気な男子高校生が経験するクラスメイトとの友情や恋を、ジャズを交えて瑞々しく描く。長崎・佐世保に引っ越してきた西見薫(知念)は、優等生だが内気な性格の高校1年生。札付きの不良と恐れられるクラスメイトでジャズドラムが得意な川渕千太郎(中川大志)や、優しい迎律子(小松菜奈)と出会い、心を開いていく。三木孝浩監督がメガホンをとる。
ディーンは、千太郎と律子の幼なじみで、千太郎が兄のように慕うトランペット奏者・桂木淳一役を演じ、ジャズの名曲「But Not For Me」で歌声を披露する。「お酒を飲みもしないのにジャズバーに行ってはセッションで歌っていた、思い出の『But Not For Me』を本作品で歌えて、大変嬉しく思います。音楽が好きで、ジャズが好きで、チェット・ベイカーが好きで、だからトランペッターが歌うというキャラクターに特別に強い憧れがありました」と今作への思い入れを語っている。
一方の真野は、千太郎が一目惚れする美女・深堀百合香に扮する。「三木監督の作品に携わりたい」という願いがかなったと歓喜し、「ちょっぴりミステリアスで恋に揺れる女性を大切に演じたいです」と胸中を吐露。律子の父親でレコード店の店主・迎勉を演じた中村は、「戦中戦後の混乱のなか、勉がコントラバスを弾くようになった思い。そして亡き友人の夢をかなえるために、レコード店を営む思い。ひとり娘と亡き妻への思い。原作のBONUS TRACKにあった、若き日の勉の思いが、少しでもにじみ出たら良いなあと思います」と意気込んでいる。
「坂道のアポロン」は、2018年に全国で公開予定。