山本美月、セーラー服で中学生演じるも無念のカット 伊野尾慧は初主演映画公開に感激
2017年5月20日 12:45
[映画.com ニュース] 上田美和氏の少女コミックを実写映画化した「ピーチガール」が5月20日、全国301スクリーンで公開初日を迎え、ダブル主演の山本美月と伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、共演の真剣佑、永野芽郁、メガホンをとった神徳幸治監督が東京・丸の内ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
見た目は派手だが中身はピュアな女子高生・もも(山本)が、学校一のモテ男・カイリ(伊野尾)と同級生のとーじ(真剣佑)の間で揺れ動く恋愛模様を描いた。伊野尾は「初主演映画が初日を迎えられて嬉しいです」と晴れやかな笑顔を見せ、山本は「私たちが1年間育ててきた『ピーチガール』ですが、今日から皆さんのもの。大切に育てていただけたらと思います。嬉しくて泣きそうです、ぜひかわいがってください」と瞳に涙をためて呼びかけていた。
キャスト陣に「今だから言いたいことは?」と質問が寄せられると、山本は「思い出したことがある」と切り出す。「私も、中学生時代を回想で演じているんです。中学生のももととーじで、セーラー服着て、野球したよね。でもカットされました」と暴露。さらに、「あとで監督に聞いたら、『さすがに無理だった』と。そりゃあそうだよ、なんでやる前に気づかなかったんですか(笑)! カットされていると気づいたときの切なさはね……」と嘆き節で、真剣佑も「いいシーンだったのにね」と肩を落とした。そんな様子に、神徳監督は「ももちゃんがとーじを好きになるきっかけのシーンだったよね。(ソフト化の際に)メイキングに入れられたら」とフォローしていた。
さらに壇上には、劇中でカイリがつくったアメ細工がサプライズ登場。この日の早朝から伊野尾が「お花と細かい部分をつけるのを手伝った」もので、山本にプレゼントされた。伊野尾は「入り時間ものすごく早かったですから」と胸を張り、作業中の写真がスクリーンに映し出されたが、一同は「劇中写真では?」と怪訝な表情。「そうじゃない!」とタジタジの伊野尾が「美月ちゃんにたくさんお世話になりましたし、芽郁、真剣、監督への感謝の気持ちを込めました」と必死に説明すると、山本は感激の表情を浮かべていた。
サプライズはこれで終わりかと思いきや、山本も得意のイラストをいかした「女装したカイリの似顔絵」を伊野尾にプレゼント。山本が「ちゃんとすね毛を剃ったあともあるの。かわいらしく描いてみました。(作業時間は)2、3時間くらい」と頬を緩めると、伊野尾も「自分がサプライズするとずっと思っていて、まさかされるとは。すごく嬉しいです。家の一番高いところに飾ります」と喜色満面だった。
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