辻仁成、監督最新作「TOKYOデシベル」の魅力を熱弁しすぎて“暴走機関車”に
2017年5月16日 23:45

[映画.com ニュース] 作家、ミュージシャン、映画監督など多岐にわたり活動する辻仁成が約2年ぶりにメガホンをとった映画「TOKYOデシベル」の先行プレミア上映会が5月16日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、辻監督とともに、主演の松岡充、安達祐実、長井秀和、音楽監督を務めたSUGIZOが登壇。辻監督は本作を「“音”を見てもらいたい映画」と説明し、「皆で撮影していた時間が本当に幸せな時でした。全員で一丸となってつくり上げた作品です」と語っていた。
原作は、フランスで翻訳出版されるなど、国内外で注目された辻の同名小説。「東京の音の地図を作る」という壮大な夢を持つ大学教授・宙也(松岡)、彼のもとを去ってしまう恋人のフミ(安達)、謎の女・マリコ(安倍なつみ)の奇妙な関係性を紡ぐ。お笑いコンビ「爆笑問題」などが所属する芸能事務所タイタンの太田光代代表がエグゼクティブプロデューサーとして参加している。
松岡がオファーを受けた経緯を「たまたまパリを訪れた時に監督とお会いして…」と切り出すと、辻監督は「そこは会いに行ったって言ったほうがいいんだよ」とすかさず提案。松岡は即座に「監督に会いに行きました」と訂正すると、「パリの自宅に招いていただいたのが本当に光栄でした。手料理を出してもらったんですが、緊張しすぎて一切手をつけられなかったんです」と告白していた。
辻監督が本作へかけた情熱は並々ならぬものだったようで「映画の最後の音まで聴いてほしい」「SUGIZOのエンディングテーマが一番いいんです」「文芸作品に思われるかもしれないけど、実はホラー。安達さんの目力でゾクゾクさせられるはず」と魅力を熱弁。さらに松岡が自宅を訪れた時のことを思い返し「チャラチャラした服を着ていたっけ? パリなのに真っ青な服だったよね」と暴露するなど、“舌好調”。その様子を見ていたSUGIZOは「“暴走機関車”は止まらないですね」とツッコミを入れていた。
「この映画で私が生存していたことを確認してほしい」と挨拶した長井がきわどいトークを話し出すと、辻監督は「あんまり変なこと言うなよ?」と本気のダメ出し。だが、長井の役者としての才能は高く評価しているようで「芝居が本当に上手いんですよ。長井秀和を起用して本当によかった。彼の復活をかけた作品です」とべた褒めすると、長井は照れ笑いしながら持ちネタの「間違いない」で切り返していた。
「TOKYOデシベル」は、5月20日から東京・ユナイテッドシネマ豊洲ほか全国で順次公開。
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