“殺人者”吉高由里子の狂気が見え隠れ「ユリゴコロ」特報&ティザービジュアル
2017年4月28日 10:00

[映画.com ニュース]吉高由里子が「僕等がいた 前篇・後篇」以来5年ぶりに映画主演を務める「ユリゴコロ」の特報とティザービジュアルが完成した。「人殺しが、人から愛されてもいいのだろうか」というナレーションで始まる特報では、初の殺人者役に挑戦する吉高が自身の快活なイメージを一新する迫真の演技を見せている。
「君に届け」「近キョリ恋愛」などを手がけた熊澤尚人監督がメガホンをとる本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかる氏の同名ミステリー小説を実写化。余命わずかな男の書斎で、“ユリゴコロ”と書かれたノートが発見された。そこにつづられていたのは、悲しき殺人者の告白文。殺人という行為を心のよりどころとして生きていた美紗子(吉高)、そして彼女を取り巻く人々の壮絶な運命を、過去と未来を交錯させて描く。
ティザービジュアルは、美しくも儚げな表情を浮かべる美紗子の姿を切りとったもの。殺人という大罪を背負い、宿命に囚われた美紗子の複雑な内面を体現した吉高の表現力が光っている。また「人殺しの私を、愛してくれる人がいた。」というコピーが、異常なシチュエーションで愛の物語が紡がれていくことを示唆している。
特報は、16年9月~10月に撮影が行われた“過去パート”で構成されている。“ユリゴコロ”に記されていた断片的な情景が連続し、物語のキーを握る男性・洋介(松山ケンイチ)の登場シーンや、無表情の美紗子が渾身の力を込めて何かを振り下ろしている光景を活写。また「あなたの優しさには、容赦がありませんでした」というセリフとともに、別々の場所にいる美佐子と洋介が涙を見せる。2人の涙の意味が気になる仕上がりになっている。
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

あなたがまだ出合っていない“人生の1本”
“生涯ベスト”の絶賛!笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)