ウルヴァリン声優・山路和弘「LOGAN」は「アメコミを超えたアメコミ映画」
2017年4月11日 22:45

[映画.com ニュース] ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を最後に演じる「LOGAN ローガン」のアフレコイベントが4月11日、都内のスタジオで行われ、吹き替え版で声優を務める山路和弘と鈴木梨央ちゃんが参加した。
ミュータントの大半が死滅した2029年の近未来。年老いて治癒能力も低下したウルヴァリンは、ローガンと名乗りリムジンの運転手で生計を立てていた。そんな折、謎の組織に追われる少女ローラ(ダフネ・キーン)と出会ったことから、ローガンは壮絶な戦いに巻き込まれていく。ローラの声を梨央ちゃんが担当し、スペイン語のセリフにも挑戦しているほか、これまでローガン(ウルヴァリン)の声を務めてきた山路が円熟の演技で支える。
アフレコでは、ずっと話さなかったローラが突如スペイン語でまくしたてる場面と、ローラが激戦で疲れ果てた状態で車を運転するローガンの身を案じ「運転させて」「死にかけている。死にたがっている」と語りかける2つのシーンの収録が行われた。「秒数を数えたり、お風呂の中で(元音源の)テープを聞いたり、時間があるときはいつも聞いていた」とスペイン語を丸暗記したという梨央ちゃんは、感情たっぷりにローラを熱演。傍らで奮闘ぶりを見つめた山路は「実に見事。本当にうまいよね。またすごいのが出てきちゃったぞ」と最大限の賛辞を贈った。
イベントでは、ジャックマンと共に本作でローガン役を卒業する山路が「君に託します」とキャラクターのトレードマークであるかぎ爪を梨央ちゃんに“継承”するひと幕も。15年間務めたローガン役の卒業にさみしげな表情を浮かべた山路は「ローガンが衰えてボロボロになっていく。その姿を見て泣きそうになりました。最後にかける気迫というか、アメコミ映画を超えたアメコミ映画というか……人間臭いドラマになっています。やり切った感じが香ってくるんですよね」としみじみ。「全身全霊を込めて演じたつもりだったんですが、ある朝ヒュー・ジャックマンのアフレコ動画を見てショックを受けて……足りなかったのではないかと思いましたね。あれやったら酸欠になる。嫌になっちゃう」とInstagramで話題を集めた、ジャックマンが完全に役になりきって行ったアフレコ動画を話題に挙げ「すごい男です」と称賛した。
梨央ちゃんが、5月24日に開催予定の本作のレッドカーペットイベントに参加し、来日したジャックマンにファンからのメッセージを届けるキャンペーン大使に就任することも発表され「格好いい優しいパパという感じ。筋肉ムキムキで、こんなパパだったらあこがれます。(対面したら)本作のポスターみたいに抱きかかえられたい」と思いをはせた。
「LOGAN ローガン」は、6月1日から全国公開。
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