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“迷子”になったらGoogle Earthを使えば家に帰れる?「LION」本編重要シーン映像入手

2017年3月22日 19:32

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デブ・パテルの繊細な演技が光る
デブ・パテルの繊細な演技が光る
(C)2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia

[映画.com ニュース]5歳で迷子になった男性が、Google Earthを駆使して25年ぶりに生まれ故郷を見つけ出した実話を映画化した「LION ライオン 25年目のただいま」の新たな本編映像が、公開された。故郷から遠く離れたオーストラリアで暮らす主人公サルー(デブ・パテル)が、Google Earthの存在を知る瞬間を切り取っている。

第89回アカデミー賞で6部門にノミネートされた実話ドラマ。インドの貧しい村で暮らす5歳の少年サルー(サニー・パワールくん)は、停車中の長距離列車で眠り込んでしまい、見知らぬ土地に運ばれてしまう。やがてオーストラリアの夫婦の養子となったサルーは、友人のアドバイスを受け、Google Earthで故郷を探し始める。「スラムドッグ$ミリオネア」のパテル、オスカー女優ニコール・キッドマン、「キャロル」のルーニー・マーラといった実力派が顔をそろえた。

故郷への思いはありつつも、平和で満ち足りた生活に安らぎを見いだしていたサルーは、クラスメートのホームパーティでインドの揚げ菓子“ジャレビ”を見たことから、幼少期の記憶がフラッシュバック。「大丈夫?」と心配する恋人のルーシー(マーラ)らに「僕は迷子だ」と打ち明ける。

迷子になった当時のサルーは、故郷の名前もうろ覚えで、到着した土地では言語も異なり、インドのどのあたりに住んでいたかすらもわからない状態だった。クラスメートたちは、「何か覚えてるだろ?」とサルーに問いかけ、「列車には2、3日乗っていた」「駅のホームのそばに給水塔があった」というわずかな手がかりから、「当時の汽車の時速を調べるんだよ。その速度に乗っていた時間をかける。その距離の範囲内で、給水塔のある駅を探す」とGoogle Earthを使った探索法を提案する。サルーの故郷への旅が一歩前進した重要な局面を描いたシーンとなる。「チャッピー」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」「奇蹟がくれた数式」などで存在感を発揮する若き演技派パテルが、不意に涙が流れて戸惑うサルーの複雑な内面を繊細に表現している。

LION ライオン 25年目のただいま」は、4月7日から全国公開。


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