“迷子”になったらGoogle Earthを使えば家に帰れる?「LION」本編重要シーン映像入手
2017年3月22日 19:32

[映画.com ニュース]5歳で迷子になった男性が、Google Earthを駆使して25年ぶりに生まれ故郷を見つけ出した実話を映画化した「LION ライオン 25年目のただいま」の新たな本編映像が、公開された。故郷から遠く離れたオーストラリアで暮らす主人公サルー(デブ・パテル)が、Google Earthの存在を知る瞬間を切り取っている。
第89回アカデミー賞で6部門にノミネートされた実話ドラマ。インドの貧しい村で暮らす5歳の少年サルー(サニー・パワールくん)は、停車中の長距離列車で眠り込んでしまい、見知らぬ土地に運ばれてしまう。やがてオーストラリアの夫婦の養子となったサルーは、友人のアドバイスを受け、Google Earthで故郷を探し始める。「スラムドッグ$ミリオネア」のパテル、オスカー女優ニコール・キッドマン、「キャロル」のルーニー・マーラといった実力派が顔をそろえた。
故郷への思いはありつつも、平和で満ち足りた生活に安らぎを見いだしていたサルーは、クラスメートのホームパーティでインドの揚げ菓子“ジャレビ”を見たことから、幼少期の記憶がフラッシュバック。「大丈夫?」と心配する恋人のルーシー(マーラ)らに「僕は迷子だ」と打ち明ける。
迷子になった当時のサルーは、故郷の名前もうろ覚えで、到着した土地では言語も異なり、インドのどのあたりに住んでいたかすらもわからない状態だった。クラスメートたちは、「何か覚えてるだろ?」とサルーに問いかけ、「列車には2、3日乗っていた」「駅のホームのそばに給水塔があった」というわずかな手がかりから、「当時の汽車の時速を調べるんだよ。その速度に乗っていた時間をかける。その距離の範囲内で、給水塔のある駅を探す」とGoogle Earthを使った探索法を提案する。サルーの故郷への旅が一歩前進した重要な局面を描いたシーンとなる。「チャッピー」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」「奇蹟がくれた数式」などで存在感を発揮する若き演技派パテルが、不意に涙が流れて戸惑うサルーの複雑な内面を繊細に表現している。
「LION ライオン 25年目のただいま」は、4月7日から全国公開。
(C)2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
関連ニュース





「ラ・コシーナ 厨房」あらすじ・概要・評論まとめ ~さらなる映画の時空を耕してみせる俊英ルイスパラシオス監督の真の醍醐味~【おすすめの注目映画】
2025年6月12日 10:30

映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

罪人たち
【なんだなんだ、一体なんだこの映画!?】世界騒然、異常な大絶賛! 悪魔的超ヒット作がついに公開
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

観客から絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス