【第89回アカデミー賞】脚本賞は珠玉の人間ドラマ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
2017年2月27日 13:31
[映画.com ニュース] 第89回アカデミー賞の授賞式が2月26日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、ケネス・ロナーガン監督・脚本の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が脚本賞を受賞した。
映画は、ボストン近郊にある海辺の町マンチェスター・バイ・ザ・シーを舞台に、兄の死をきっかけに帰郷した主人公リーが、16歳の甥パトリックの面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。リーとパトリックが衝突しながら絆を深めていく姿を軸に、2人をとりまく人々との人間関係を繊細に描き出し、その過程で主人公が徐々に再生していくさまをすくい上げた。
劇作家としてキャリアをスタートさせたロナーガン監督は、アカデミー賞脚本賞3度目のノミネートにして初受賞。初監督作「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」(00)やマーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)でも同賞の候補に挙がり、本作でついに栄光を勝ち取った。今回は監督賞の候補にも挙がっている。
本作は、ナショナル・ボード・オブ・レビューをはじめ、第82回ニューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞などで脚本賞を受賞。第22回クリティックチョイス・アワードアカデミー賞では「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督とオリジナル脚本賞を分け合った。今回のアカデミー賞では、作品賞を含む6部門にノミネートされた。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、ケイシー・アフレック、ルーカス・ヘッジズ、ミシェル・ウィリアムズらが共演。5月13日から東京・シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー