“天才脱獄犯”山田孝之が“看守”ビートたけしと対決!ドラマ「破獄」出演
2017年2月20日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の山田孝之が、ビートたけし主演で吉村昭氏の傑作小説をドラマ化する「破獄」に出演していることがわかった。たけし扮する看守と対決する、天才脱獄犯を演じている。
読売文学賞を受賞した吉村氏の小説を、たけし出演作を数多く手がけた池端俊策の脚本、「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋監督のメガホンでドラマ化。物語の舞台は昭和17年。東京・小菅刑務所の看守部長・浦田進(たけし)のもとに、秋田で無期懲役囚が脱獄したとの情報が舞い込む。その囚人はかつて小菅刑務所におり、情の厚い浦田にだけは従順だった佐久間清太郎(山田)。3カ月後、佐久間が家を訪ねてくるが、浦田は隙をついて通報。佐久間は再び囚われ、これを機に2人の長い戦いが始まる。
山田は、脚本に対して「心身共にボロボロになるだろうなと思いましたが、不思議なもので挑戦したくなるんですよね」と明かしており、役作りでは佐久間の「何があろうと生きてやる」という生命力、4度もの脱獄を成功させた体力や精神力を体現するために、厳しい食事制限と肉体改造を行うなどして、自らを追い込んだ。そして、「佐久間はとても素直な人だと思います。その素直さからくる行動や言動が人からは理解されず、恐怖にすら感じてしまう。そう思ったので僕も素直な気持ちで佐久間として生きました」と述懐。さらに、たけしとの共演を「今までご縁がなくお会いするのは今回が初めてでした。北野武さんとしてもお会いできる日を楽しみにしています」と語った。
プロデューサーの田淵俊彦氏は、「全てを超越した存在のビートたけしさんに敵対するのだからかなりの力量と力強さが必要になる」と山田の起用理由を説明。そのうえで「ひとつの物事に向かってゆく“がむしゃらさ”や“ひたむきさ”を演じると山田さんの右に出る俳優はいないと確信していた」と言い、「“生き抜くことの大切さ”を訴えたいという私の思いに賛同してくれた山田さんは、髪の毛を丸坊主にして、凄まじいまでの肉体改造をして撮影に臨んでくれた。その演技は期待通り、狂気や痛いほどの凄烈(せいれつ)さに満ちている」と“役者魂”を称えた。
なお原作小説は、NHKが1985年に故緒形拳さん主演でドラマ化しており、映像化は約31年ぶりとなる。テレビ東京ドラマ特別企画「破獄」は、2017年内に放送。
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