深川麻衣、舞台初主演!演出&脚本・成井豊×原作・北村薫「スキップ」再演
2017年1月23日 07:00

[映画.com ニュース]第114回直木賞候補にもなった北村薫氏の小説を、演劇集団キャラメルボックスの成井豊氏が13年ぶりに舞台化する「スキップ」に、「乃木坂46」卒業後、女優として活躍中の深川麻衣が主演することが決定した。
「スキップ」は、17歳の高校2年生・一ノ瀬真理子の数奇な運命を描くファンタジックな物語。昭和40年代初頭、雨で運動会が途中で中止になった日にうたた寝をした真理子。やがて目が覚めた真理子は、自身が夫と娘と暮らす42歳の高校の国語教師・桜木真理子の姿になってしまっていることに気づく。知らぬ間に25年の歳月を“スキップ”していたという現実に戸惑いながらも、真理子は自分に与えられた役回りを可能な限り果たそうと決意する。
同作は、2004年に成井氏の演出・脚本で上演。今回、再び成井氏の演出・脚本で舞台化することになり、深川は17歳の一ノ瀬真理子役として、舞台初主演を飾ることになった。また深川とともにダブル主演として出演するのは、元宝塚歌劇団のトップスター・霧矢大夢。霧矢が42歳の桜木真理子役を演じ、粟根まこと(劇団☆新感線)が真理子の父親役、初演にも出演した岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)が真理子の夫・桜木役として登場するほか、木村玲衣、確井将太、深谷由梨香らが参加する。

「乃木坂46」所属中は「49」「福岡恋愛白書10 十回目の鈴が鳴るとき」「初森ベマーズ」、そして卒業後、池辺葵氏の漫画を映像化したドラマ「プリンセスメゾン」に出演するなど、女優として着実にステップアップを遂げてきた深川。主演という大役を射止めたことについて「不安な気持ちも大きいですが、これから皆さんと『スキップ』の世界を表現していける事が今からとても楽しみです!」と喜びの声。また、3月27日から開まる稽古を前にして「原作の魅力に、舞台の魅力を合わせた作品をお届けできるように、日々稽古に励んでいきたいと思います。ぜひ、足を運んでいただけたら嬉しいです!」と意欲的なコメントを寄せている。
また、プロデューサーの仲村和生氏は「無垢なイメージが、主人公・真理子にぴったりだと思いました」として、深川の起用理由を明かしている。一ノ瀬真理子というキャラクターを「凛として、清楚でありながら芯が強い女性」と評して「仲間からだけでなく、男性からも女性からも愛されている深川さんを見て、思いやりがあり、周囲を巻き込みながら、課題に真っ直ぐに立ち向かっていく真理子と重なったんです。今の時代にはなかなかいない、稀有な存在です」と語っている。
舞台「スキップ」は4月26日~5月5日、東京・サンシャイン劇場で上演される。
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