綾野剛「新宿スワン」シリーズは「未来を見る喜び与えてくれた」 続編公開に感慨無量
2017年1月21日 12:15

[映画.com ニュース]綾野剛と園子温監督がタッグを組んだ映画「新宿スワン」の続編「新宿スワンII」が1月21日、全国333スクリーンで公開初日を迎え、綾野と園監督をはじめ浅野忠信、深水元基、金子ノブアキ、上地雄輔、広瀬アリス、プロデューサーの山本又一朗氏が東京・TOHOシネマズ新宿での舞台挨拶に出席した。
原作は和久井健氏の人気コミック。スカウトマンたちの闘争を描いた前作に続き、今作では主人公・白鳥龍彦(綾野)が横浜に乗り込み「ウィザード」の社長・滝マサキ(浅野)に挑むさまを映し出す。再び龍彦を演じた綾野は、満場となった客席に向け「前作をたくさんの方が愛してくださったおかげで、『II』をこうして皆さんにお届けできます。最後の共演者は、皆さんです」と感慨無量の様子で頭を下げた。
1月16日に発表された第40回日本アカデミー賞では、「日本で一番悪い奴ら」で優秀主演男優賞を受賞した綾野。2016年を振り返り「しっかり走らないといけない年でした」といい、「自分ひとりで走るのではなく、関わる全ての人たちを巻き込み、愛することに重点を置きました。その始点が、『新宿スワンII』の撮影でした」と明かす。以前は「近くにある幸せを見落とす恐怖があったから、常に“今”にしか集中していなかった」そうだが、「『新宿スワン』自体が、未来を見る喜びを与えてくれた作品です。『II』の撮影に入った時に、3年後、5年後を見る喜びを与えてくれたんです」と噛みしめるように語った。
さらに綾野は、敵役を演じた浅野に向かい「対峙すると、見えない拳銃を額に突きつけられる恐怖を感じていました。浅野さんのパワーが、この作品の血肉となっています」と最敬礼。一方の浅野は「剛くんと僕は、以前NHKの作品で重要な役を演じていたので、安心感がありました」とほほ笑み、「アクションでは剛くんのパワーに飲み込まれて、引っ張られて、面白かったですね」と頼もしげだった。
最後に、「自身にとって龍彦はどんな存在?」と問われた綾野。「心友(しんゆう)です。龍彦は、本当に存在しています。役が勝手に走っていく人で、僕が龍彦に付いていくことで『新宿スワン』は進んでいきました」と熱弁するなか、上地が「真面目すぎるよ。ジーンとくるけど。ボケも入れて!」と茶々を入れる。これを受けた綾野が「僕の祖父が今日、誕生日です。こんなことあるんですね。今も空から見てくれていると思います」と話せば、上地は「死んでるんかい! 生きている人の体で話していたから!」と強烈なツッコミを入れ、客席を沸かせていた。
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