「バイオハザード」が6作目まで続いた秘けつとは?アンダーソン監督&アリ・ラーターが解説
2016年12月28日 12:00

[映画.com ニュース] カプコンのゲームを基にした大ヒットシリーズの完結編「バイオハザード ザ・ファイナル」(公開中)を手がけたポール・W・S・アンダーソン監督がキャストを率いて来日し、本作でシリーズに復帰したアリ・ラーターと共に映画.comのインタビューに応じた。
第6作となる本作では、主人公アリス(ミラ・ジョボビッチ)と、人類をアンデッド化した宿敵アンブレラ社の長きに渡る戦いに終止符が打たれる。さらに、アリスの出生の秘密やアンブレラ社の真の目的など、これまで語られなかった衝撃的な事実が判明。過去に共闘したクレア(ラーター)に加え、コバルト(ローラ)ら新たな仲間も登場し、スケールアップした物語が展開する。
2002年に第1作が日本公開されてから、およそ14年。製作期間も含めると15年以上もの間、アンダーソン監督は本シリーズに携わってきた。「(本作で明かされる)アリスの真実や、アンブレラ社の本当の狙いはこうだ、というのは1作目のときから頭にあった」というアンダーソン監督は「実は(妻である)ミラ(・ジョボビッチ)にも結末を言ってなくてね。15年間秘密を抱えてきた。ミラは、記憶をなくして自分が何者かわからない女性を演じている。演技に影響が出ると思ったから、あえて伏せていたんだよ」と長年の重荷を下ろしたようなリラックスした表情で語る。第3作、4作、本作と出演してきたラーターは「撮影はとにかく、ポール(・W・S・アンダーソン)の中に確固たるビジョンがあるからついていくのみだったわ」と監督のイマジネーションの豊かさを指摘。「このシリーズを10年間やってきて、いかに特別かということがわかった。アリスのアウトサイダーなキャラクターは、応援したくなるもの。アリスの気持ちに忠実に作っているのが、人気の秘密だと思うわ」と考察する。
ラーターの言葉を受けたアンダーソン監督は、アリスは観客の“アバター(分身)”だと補足する。「アリスは記憶を喪失した状態で始まるから、観客と知識の差異がない。(原作)ゲームの知識がなくても、置いてけぼりになることがないんだ」。また、これまでのシリーズを振り返り、本作を“原点回帰”と位置づける。「1作目はお化け屋敷っぽい密室劇、2作目は町中がアンデッドだらけの壮大なアクション、3作目はクレアが登場し、『マッドマックス』的な、黙示録のような展開になる。4作目は皆が捕らわれの身になり、5作目は頭からアリスが追いかけられているチェイス映画になっている。1作1作ちゃんと色があって、予測できないところが人気の秘密じゃないかな。今回は『バイオハザード』ならではのアクションをキープしつつも、ゲームと映画の原点である“サバイバルホラー”に立ち返りたかった。だから今回は意図的に画面を暗くしているし、すごく怖い。椅子から飛び上がるようなここまで怖いシーンは、僕の過去作品でもなかなかなかったと思う。映画の後半は舞台が(アンブレラ社の心臓部)ハイブになるが、窒息しそうな緊張感は意識して出したよ」。
シリーズ本来の魅力だった“恐怖演出”を突き詰めるため、撮影方法も1から見直しを図った。「4作目と5作目は撮影自体を3Dカメラで行っているんだ。だけれど、3Dカメラはテーブル2台分くらいの大きさがあって、コンピュータ・タワーに有線で繋がないといけないからあまり動けない。アクションの接写もなかなかできなくてね。今回は、あえて2Dで撮影している。3Dカメラでは入れないようなところにも小型カメラで入っていき、あとから3D(映像)に変換したんだよ。撮影監督のグレン・マクファーソンたちは3Dを手がけたメンバーだから、ちゃんと3Dを意識して構図を考えてくれている。奥行きもあるし、動的な緊張感も備わっているよ」(アンダーソン監督)と新たな“挑戦”の手ごたえを満足げに語る。
一方、ラーターは「監督は本当に限界までやらせるから、撮影が終わったらベッドに倒れこむという状態だったわ」と苦笑い。観客の恐怖心をあおるために暗がりの中で撮影されたシーンも多く、クレアが捕らわれるシーンでは、狭いガラスケースに実際に閉じ込められた。「体当たりの演技だったわ。実際にあんなに暗い状態で撮影をしていたおかげで、シーンの状況をわざわざ想像しなくても本当に大変だったの(笑)。そのリアルな演技は、スクリーンににじみ出ていると思うわ」とほほ笑んだ。
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