ナチス戦犯アイヒマンが自身の所業を赤裸々に告白!?「アイヒマンを追え!」本編映像公開
2016年12月28日 17:00

[映画.com ニュース] 2016年のドイツ映画賞で、作品賞や監督賞を含む6冠を達成した「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」の本編映像が、公開された。
西ドイツのユダヤ人検事フリッツ・バウアー(ブルクハルト・クラウスナー)が、イスラエルの諜報機関モサドと協力関係を築き、ホロコースト(大量虐殺)の中心人物だった元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンを追いつめていくさまをサスペンスフルに描く。
公開された映像では、アルゼンチン・ブエノスアイレスに潜伏中のアイヒマンがインタビューに答えるさまを切り取っている。ユダヤ人問題はどう解決すべきだったか?との問いに、アイヒマンは「1030万人のユダヤ人全員を抹殺できていたら、血と民と自由を守れたのだが。私の罪はそれを完遂できなかったことだ。敵の根絶方法は私が提案したのだが、中途半端だった。それが私の罪だ。もっと徹底すべきだった」と平然と言い放つ。人類史上最悪ともいえる事件を引き起こした“戦犯”の底知れぬ闇が浮き彫りになるシーンだ。
本作では史実に基づいた作品作りが行われているが、劇中に登場するアイヒマンの肉声インタビューテープは実在するという。劇中には、ナチ占領下のオランダでナチスのプロパガンダのための印刷物を作り、戦後はアルゼンチンへ逃亡後アイヒマンのインタビューを行ったことで知られるビレム・ザッセンも登場する。
「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」は、「ブリッジ・オブ・スパイ」や「ヒトラー暗殺、13分の誤算」などでも存在感を放つクラウスナーが主演するほか、「あの日のように抱きしめて」のロナルト・ツェアフェルト、「ワイルド わたしの中の獣」ではヒロイン役を務めたリリト・シュタンゲンベルクらが脇を固める。2017年1月7日から全国公開。
(C)2015 zero one film / TERZ Film
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー