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若尾文子、夫・黒川紀章さんデザインのジュエリー着けトーク 巨匠たちとの思い出語る

2016年12月23日 15:05

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日本映画界の巨匠たちに愛された若尾文子
日本映画界の巨匠たちに愛された若尾文子

[映画.com ニュース]日本を代表する巨匠・溝口健二の没後60年、増村保造の没後30年を記念し、2人の作品42本を上映する「溝口健二&増村保造映画祭 変貌する女たち」が12月23日、東京・角川シネマ新宿で開催し、女優の若尾文子がトークイベントに出席した。

この日の衣装はファー付きの白いドレスで、カラフルな貴石があしらわれた大ぶりのイヤリングがアクセントになっており、司会がその美しさを称えると「黒川がつくってくれたんです」。亡き夫で、世界的建築家として知られた黒川紀章さんとブラジルを訪れた際に、若尾が購入した石に合わせて黒川さんがイヤリングとしてデザインしたという逸話を明かした。

溝口監督の「祇園囃子」(53)や「赤線地帯」(56)で注目を集め、増村監督作品では「青空娘」(57)「妻は告白する」(61)、「清作の妻」(65)など20本に出演。大映の看板女優として多くの名作を残した。

溝口監督に、10日間連続でダメ出しをされ、死にたいほどの苦労があっそうたが、「あんなぜいたくなことは今ではできませんよね」とその後の女優人生の糧になったと述懐。「女優はエロティックでありなさい。小暮(実千代)くんを見習いなさいと言われて。19歳だったので当時はわかりませんでしたが、今はその意味が良くわかります」と振り返り、「赤線地帯」撮影前にはタクシーで半分顔を隠しながら吉原にリサーチに行ったエピソードなどを披露した。

増村監督との20作品が映画女優としての若尾を育てたといい、夫を殺害する妻という難役を演じた「妻は告白する」では、毎晩台本を抱いて眠っていたと告白。また、「画面ではわからないが、(役者は)一挙手一投足が束縛されている」という「浮雲」での小津安二郎監督の緻密な演出方法や撮影秘話も明かした。

この日は杖をついての登壇となったが、大女優の美しさとオーラは健在。「テレビや舞台も楽しいですが、私は映画が好きですね」とほほえんだ。

女性が主人公の作品にフィーチャーする同映画祭では、若尾の出演作のほか、京マチ子香川京子田中絹代らが出演する溝口監督作品14本、増村監督作品28本を上映。2017年1月26日まで東京・角川シネマ新宿で開催。その後全国での上映を予定している。

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