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ニューヨーク映画批評家協会賞発表 作品賞に「ラ・ラ・ランド」

2016年12月3日 13:00

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作品賞に輝いた「ラ・ラ・ランド」
作品賞に輝いた「ラ・ラ・ランド」
Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] 第82回ニューヨーク映画批評家協会賞が12月1日(現地時間)発表され、デイミアン・チャゼル監督のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」が作品賞を受賞した。

本作は、「セッション」で注目を集めたチャゼル監督が、ライアン・ゴズリングエマ・ストーンを主演に迎え、ロサンゼルスを舞台に売れない女優とジャズピアニストの恋をロマンチックな歌とダンスで描いている。アカデミー賞獲得の試金石となっているトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞した話題作だ。

ラ・ラ・ランド」は作品賞のみの受賞。そのほかは、今年の賞レースを牽引するケネス・ロナーガン監督「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」と、新鋭バリー・ジェンキンス監督の長編第2作「ムーンライト(原題)」が、それぞれ3部門を受賞した。

名脚本家ロナーガンが脚本と監督を兼ねた「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、ケイシー・アフレックミシェル・ウィリアムズが共演。ボストン在住の配管工が、兄の死をきっかけに実家へ戻り、16歳になる甥の面倒をみながら自身が抱える過去のトラウマと向き合うというストーリーで、アフレックが主演男優賞、ロナーガンが脚本賞、ウィリアムズが助演女優賞を受賞した。ちなみに今回、ウィリアムズはケリー・ライヒャルト監督と3度目のタッグを組んだ「Certain Women(原題)」の演技でも助演女優賞を受賞している。

「ムーンライト」は、マイアミのすさんだ地域に暮らすアフリカ系アメリカ人の少年が自分の居場所を見出していく姿を描いた成長物語。ジェンキンスが監督賞、マハーシャラ・アリが助演男優賞、ジェームズ・ラクストンが撮影賞を受賞した。

第82回ニューヨーク映画批評家協会賞の受賞結果は、以下の通り。

作品賞 「ラ・ラ・ランド
監督賞 バリー・ジェンキンス「ムーンライト(原題)」
主演男優賞 ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」
主演女優賞 イザベル・ユペール「エル(原題)」「未来よ こんにちは
助演男優賞 マハーシャラ・アリ「ムーンライト(原題)」
助演女優賞 ミシェル・ウィリアムズ「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」「Certain Women(原題)」
脚本賞 ケネス・ロナーガン「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」
撮影賞 ジェームズ・ラクストン「ムーンライト(原題)」
アニメ映画賞 「ズートピア
外国語映画賞 「Toni Erdmann」(ドイツ)
初監督作品賞 「The Edge of Seventeen(原題)」「Krisha(原題)」
ドキュメンタリー賞 「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題)」
特別賞 セルマ・スクーンメイカー、ジュリー・ダッシュ監督「自由への旅立ち」25周年の修復に対して

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