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「湯を沸かすほどの熱い愛」中野監督、主題歌も妥協せず!きのこ帝国に“秒単位”で直しを注文

2016年10月27日 13:00

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主題歌を担当したきのこ帝国・ 佐藤千亜妃(写真左から2人目)
主題歌を担当したきのこ帝国・ 佐藤千亜妃(写真左から2人目)

[映画.com ニュース] 宮沢りえ、オダギリジョー、杉咲花が銭湯を営む家族に扮した「湯を沸かすほどの熱い愛」の公開を記念したトークライブが10月26日、都内で行われ、中野量太監督と主題歌を手がけた4人組バンド「きのこ帝国」の佐藤千亜妃のほか、“銭湯大好き芸人”を自称するやついいちろう(エレキコミック)らが参加した。

店主の一浩(オダギリ)が一年前に失踪をとげ、いまだ休業状態の銭湯「幸の湯」。女将の双葉(宮沢)はパートで生活費を稼ぎ、女手1つで娘の安澄(杉咲)を育てていたが、末期がんで残り2カ月の命と宣告されてしまう。一念発起した双葉は、夫の一浩を連れ戻して銭湯を再開させ、学校でいじめを受けている安澄に寄り添い、家族の成長を促していく。

本作で商業映画デビューを果たした中野監督は「先週まで大丈夫だったけど今は週末(公開日)が怖い。エゴサーチばかりしている(苦笑)」と戦々恐々。それでも、撮影時は「俳優は僕の脚本をいいと思ってきてくれている。だからビビらなかった。すべての正解は僕が知っている」と確固たる意志で乗り切ったという。

主題歌に対してもこだわり抜いたそうで、「この話をわかった上でやってほしいと思い、気になっていたきのこ帝国さんに、撮る前に依頼した」と明かす。脚本を渡された佐藤はオファーを快諾し、監督との顔合わせの際には曲を作って持参したというから、脚本から受けた衝撃は相当のものだったようだ。佐藤は「台本を読んだら感情が先走っちゃった。ですが、ボツになりました(笑)。私は死にゆく側の気持ちで書いたんですが、監督は『残された側で作ってほしい』とおしゃって、納得しました」と当時を振り返る。

最終的に起用された「愛のゆくえ」に関しては、「(映画の)ラストはイメージがあったので、秒単位で注文した」(中野監督)と楽曲の細部に至るまで話し合いを重ねたそう。佐藤は「OKが出た後に2秒伸ばしてくれって言われてどうしようと思った(笑)」とぶっちゃけながらも、撮影にも足を運んだといい「映画音楽をやるのが長年のあこがれだった。(完成版を見て)『このシーンで流れるんだ!』ととてつもなく感動しました。きのこ帝国のキャリアの中でも、今後も大事になっていく曲ができました」とやり切った顔を見せた。

作品においても「台本を読んでいるから知っているはずなのに、本当に泣いた。後半では涙をぬぐうのをやめました。杉咲花ちゃんの存在感がすごい。くすぶっている感情が透けて見える」(佐藤)と絶賛。やついも「とにかく泣きながら見ていた。予告編を見ても思い出してグッときちゃう」と作品世界からまだ抜けきれない様子。中野監督は謙そんしつつも「人が人を信じようと思う気持ちを丁寧に積み上げているだけ」と強い自負をのぞかせた。なお、こちらのイベントは2部制になっており、第2部では銭湯をテーマにトークが繰り広げられた。

湯を沸かすほどの熱い愛」は、10月29日から全国公開。きのこ帝国による主題歌「愛のゆくえ」は、iTunesで配信中。同曲ほか全9曲を収録したニューアルバム「愛のゆくえ」は11月2日発売。

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