上野樹里は「役者として最強」!タナダユキ監督が絶賛
2016年10月5日 23:00
中澤日菜子氏の同名小説を、「百万円と苦虫女」「ロマンス」のタナダ監督が実写映画化。34歳の書店員・彩(上野)と給食センターでアルバイト中の54歳のバツイチ男性・伊藤さん(リリー・フランキー)が同棲するアパートに、彩の父親(藤竜也)が転がり込んできたことから始まる3人の奇妙な共同生活と、やがて浮き彫りになる家族の問題を描く。
上野は、本作で3年ぶりに映画主演を果たした。タナダ監督は「憑依型と言われているので、役作りをあまりしなくても憑依するタイプかと思ったら、生真面目にいろいろ考えてきてくれた。もしかしたら、私よりも彩のことを考えているかもしれないというくらい。でも自分が考えてきたことを曲げないわけでもない。相手を見て、どんどん変化させられる」と振り返る。そのうえで、「役作りをきちんとするけれども、現場で頭が固くならずに、考えてきたことを相手の芝居を見て簡単に捨てることが出来る。役者として最強なんじゃないか」と絶賛した。
さらにタナダ監督は彩が台所に立つシーンを例にあげ、上野の女優としての柔軟性のみならず、料理の腕も絶賛。「料理がうまい。皮を剥く手つきが本当に上手で、演出する側はすごく助かった。本当にいつもやってらっしゃるんだなって。苦手な人がやるとドキドキするのですが、まったくそういう緊張がなく、安心して見ていられた」とほほ笑んだ。
イベント終了間際には、客席に苗字が伊藤の人が来ていることを知らされた上野が「どこですかー? 50代男性の方!」と興味津々の様子で呼びかける。男性が手を上げ「娘と来た」と告白すると、「本当に!? 仲は良い方ですか?」と身を乗り出して質問。「嫁よりも娘の方が仲が良い」と返答があると、「奥さん、かわいそうじゃん!」と全力でツッコミを入れ、場内を爆笑させた。
「お父さんと伊藤さん」は10月8日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。
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