宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」にかつてない手ごたえ!杉咲花は監督の秘密を暴露
2016年9月21日 15:00

[映画.com ニュース] 宮沢りえ、オダギリジョー、杉咲花が家族を演じる「湯を沸かすほどの熱い愛」の完成披露試写会が9月20日、都内で行われ、宮沢、杉咲、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼ら出演者と中野量太監督が舞台挨拶に立った。
家長の一浩(オダギリ)が1年前に失踪して以来、休業状態の銭湯「幸の湯」。持ち前の明るさと肝っ玉の強さで家計を支え、一人娘の安澄(杉咲)を育てる双葉(宮沢)は、末期がんで残り2カ月の命と宣告されてしまう。それでもめげることなく、夫の一浩を連れ戻し、学校でいじめを受けている安澄を独り立ちさせ、家族の成長を促していく。
前評判の高い本作だが、宮沢は「衝撃的に素敵な脚本にあえて感謝しています。この作品に参加しなかったら後悔すると思った。あんまり自分に自信がない方だけど、この作品には自信を持っています」と胸を張る。双葉が旅行中に出会うヒッチハイカー・拓海を演じた松坂も同調し「自分の人生に残る作品。見終わった後にこんな気持ちになる作品はなかった」としみじみと語った。
自主映画「チチを撮りに」で注目され、本作で商業映画デビューを飾った中野監督は「映画学校を卒業して16年、やっとここまで来られた。宮沢さんが出たいと言ってくれたことから、がっと動き出しました。面白い脚本を書けば、僕みたいな新人でもみんなが参加してくれる」と万感の思いを吐露。「『脚本もいい、芝居もいい、これで面白くなかったら燃やすからね』と(宮沢)りえさんに言われた」と宮沢が作品にほれ込んでいることがうかがえるエピソードを明かした。
宮沢を「いまだに“お母ちゃん”と呼んでいる」と役への愛着を語った杉咲は、撮影を振り返り「本番中に鼻息が聞こえてきたら、監督だった。監督がすごく集中してお芝居を見ると、鼻息が出てしまうんです。鼻息が出ているということは、きっと(自分の演技が)大丈夫なんだろうなと思っていた」と爆笑エピソードを披露。対する中野監督は「皆さんが必死になっていると僕も入り込んでしまうんです。でも、僕の鼻息が荒いシーンはすべていいシーンです」と照れ笑いを浮かべていた。宮沢は「監督も泣いたり汗かいたり、色々なものがほとばしるんです」と現場の一体感を語りつつ、同い年という中野監督を「誇らしい。同年代が頑張っているのは励みになります」と称えていた。
「湯を沸かすほどの熱い愛」は、10月29日から全国公開。
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