杏、双子出産から復帰も「人前が久々なのでドキドキ」
2016年9月19日 13:45
[映画.com ニュース] 女優の杏が9月19日、都内のホールで行われた初主演映画「オケ老人!」の完成披露試写会に、共演の笹野高史、黒島結菜、坂口健太郎、小松政夫、石倉三郎、藤田弓子、細川徹監督とともに出席した。今年5月に双子の女児を出産したばかりの杏は、この日が産後初の公の場となったため、開口一番「人前に出るのが久々なので、ドキドキしております」と率直な思いを語った。
さらに司会から「出産という人生の転機を経て、何か変わりましたか?」と問われた杏は、「新しい発見の毎日。久しぶりに出てきて、こういう世界にいたなあみたいな感じ(笑)。ずっと家にいたので、今日は皆さんに会えて嬉しいです」と幸せそうにほほ笑んだ。
そんな“新米ママ”の杏に対し、子だくさんで知られる笹野は「杏ちゃんにあげなくちゃいけないと思ったのが、オムツを入れる道具。あれ知ってる? お宅は今、オムツ臭いでしょ? 臭いがしない良いのあるから!」と“先輩”として熱弁。映画の話題も忘れることなく、杏の父・渡辺謙の名をあげ「この人はお父さんもすごい人。この人と仕事をしていると、お父さんと仕事をしているみたいで、とっても緊張しました。素晴らしい遺伝子をもらっている!」と絶賛した。
映画は、ひょんなことから老人だらけのアマチュアオーケストラの指揮を任された高校教師・千鶴(杏)が、楽団員の老人たちとともにコンサート開催を目指して奮闘する姿を描く。杏は、指揮とバイオリン演奏に初挑戦しているため「指揮とバイオリンという新しいことにチャレンジしたので、主演というよりも楽器をやるということにプレッシャーを感じていた。なんとか、やりきることが出来た」と苦労を明かす。そのうえで「でも楽しかったです。みんながその場で(演奏を)合わせたりしてくれたので、そういうやり取りができたのは音楽映画ならでは」と達成感をにじませた。
「オケ老人!」は、11月11日から全国公開。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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