福山雅治、パパラッチ役で下ネタ全開に吉田羊もホレボレ「すごくナチュラルでした」
2016年9月18日 19:12
[映画.com ニュース] 歌手で俳優の福山雅治の最新主演映画「SCOOP!」の完成披露試写会が9月18日、都内のホールで行われた。福山は共演の二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、大根仁監督とともに舞台挨拶。「アクションあり、芸能スクープあり、セクシーありの全方位型エンタテインメントで、日本を代表する面白い映画」と宣言し、約800人のファンから黄色い大歓声を浴びた。
福山は芸能から政治までさまざまなネタを追いかける破天荒なパパラッチ役で、「セリフがほぼ下ネタで、そうなると男の下ネタ好きはちっちゃい子が言うウ○コに近くなってきて、書かれてもいないのにしたくなってくる」と説明。あるシーンではアドリブで吉田に体をこすりつけるという行為に及んだが、「何でも受け入れてくれた」と感謝した。
その吉田は、「アドリブの下ネタも、すごくナチュラルでした」と鷹揚に対応。しかし、「皆さんは、生福山雅治を見て興奮していると思いますが、私も撮影以来、久しぶりにお会いしてかむほどに興奮しています」とコメントをとちるほど胸を高鳴らせた。
大根監督は、「今まで撮った映画の中で一番面白い。こんな福山雅治は見たことがないというものがスクリーンに出ている」と豪語。その言葉通り、福山は役づくりのため撮影の1カ月ほど前から衣装の革ジャンを着て生活するようにしていたが、「街を歩いていても、全然気づかれなかった」という。
撮影中も衣装のまま一緒に食事に行ったリリーが、「福山くんがスカイツリーに行きたいと少年のような瞳で言うので、大変なことになると思ったけれど、誰1人として気づかなかった」と証言。さらにその後、ネットで検索して見つけた近くのスポーツ用品店「コカンスポーツ」に行ったそうだが、福山は「小さな街のスポーツ店で、さすがに至近距離だから気づくと思ったら、ご主人に『お兄さん、男前だね。俳優でもやったら』と言われた」と、こちらも下ネタ交じりに明かし、会場の笑いを誘っていた。
「SCOOP!」は、原田眞人監督の1985年「盗撮1/250秒」が原作。写真週刊誌の編集部を舞台に、凄腕のカメラマン・都城静が新人女性記者とのコンビがぶつかり合いながら独占スクープを連発し、ついには日本を揺るがす重大事件の真相に迫っていく。10月1日から全国で公開される。