ラース・フォン・トリアーの甥が手がけたカンヌ出品作「母の残像」公開決定
2016年9月14日 15:00

[映画.com ニュース] デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の甥にあたる、ノルウェーの新鋭ヨアキム・トリアー監督が手がけた「母の残像」の公開が決まった。11月26日から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで順次公開となる。
ヨアキム・トリアー監督は、2006年に発表した長編デビュー作「リプライズ」が、ノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞で3部門を受賞するなど高く評価され、続く長編2作目「オスロ、8月31日」(11)が、第64回カンヌ映画祭ある視点部門に出品。早くから各国の映画祭、映画賞で注目を集めている俊才だ。
長編3作目で初の英語作品となった今作は、第68回カンヌ映画祭でコンペティション部門に出品され、16年のアマンダ賞では監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞を受賞。ヨアキム・トリアー監督作は、日本では前2作が北欧映画の特集「トーキョーノーザンライツフェスティバル」で上映されているが、劇場公開はこれが初めてとなる。
映画は、ひとりの女性戦争写真家が謎の死を遂げたことから、残された夫や息子たちの交錯する思いが浮き彫りになっていく様を、瑞々しくも繊細に描いた人間ドラマ。著名な戦争写真家だったイザベルの死から3年後、長男のジョナは、母の回顧展開催のため、父のジーンと引きこもりの弟コンラッドが暮らす実家に戻ってくる。久しぶりに集まった家族は、イザベルとの思い出を語り合い、妻や母の知らなかった一面を知る。それぞれに苦悩する3人だったが、イザベルの死を徐々に受け入れ、家族の絆を取り戻していく。
出演には、ジェシー・アイゼンバーグ、ガブリエル・バーン、イザベル・ユペール、デビッド・ストラザーンと、国境をまたいだ豪華キャストが結集。日本版ポスターでは、母、父、2人の息子が、それぞれ何かを見据えているような表情が切り取っており、「誰も知らない、もう一人のあなた」というコピーが、夫や息子たちが知ることになるイザベルの一面について想像をかきたてる。
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