中井貴一&長澤まさみ&志田未来、モントリオール映画祭史上初めて馬車で登場!
2016年9月6日 13:30
[映画.com ニュース] 中井貴一主演、君塚良一監督作「グッドモーニングショー」が9月4日(現地時間)、カナダで開催中の第40回モントリオール世界映画祭で公式上映された。中井と君塚監督は、出演の長澤まさみ、志田未来とともに、映画祭メイン会場である「シネマ・インペリアル」での舞台挨拶に臨んだ。
「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手がけた君塚監督が、朝の情報番組を題材に選んだオリジナル作品で、キャスターの澄田真吾(中井)が次々と災難に巻き込まれる姿をコミカルに描いた。今作は23作品が出品されたワールド・コンペティション部門のトリを飾り、中井らはモントリオール名物である馬車に乗って登場。同映画祭史上初となるこの演出に、200人を超える行列を作った観客たちは大歓声を送った。
本編上映直前には、中井、長澤、志田がフランス語で挨拶。客席を埋めつくした約700人の観客からの喝さいを浴びたものの、長澤は「直前まで全く緊張していなかったんですが、中井さんが完璧に挨拶されていたので、すごく緊張してしまいました。面白いことを言おうと狙っていたのですが、案外ウケなくて。通じなかったことにしておこうと思います(笑)」と語る。志田も「“Bonsoir”(こんばんは)を笑顔で言えば大丈夫だと言われていたので、そこを意識して緊張しながらも笑顔だけは忘れないで頑張りました」といい、君塚監督は「(キャスト陣は)撮影現場ではセリフを全然間違えないんですけど、今回はえらい緊張していて、ギリギリまで楽屋で練習していましたね」と暴露した。
さらに上映中は、澄田の災難に声を上げて笑ったり、「Oh My GOD!!」と頭を抱えるなど、ストレートなリアクションを見せる観客の姿も。エンドロールでは自然と拍手が沸き起こっただけに、中井は「思った以上に現地の方が笑ってくださったので、日本の方よりも素直に笑ってくれたイメージがあります。日本でも面白いと思ってもらえたら嬉しいです」と明かした。
また、中井は海外映画祭初参加となったが、「映画祭っていいですね」とニッコリ。「出演者として日々、現場で苦労していますが、映画祭に来るとその苦労が報われた気がします。そういう意味ではとても幸せな時間だなあと思います」と充実の様子で振り返った。
「グッドモーニングショー」は、林遣都、木南晴夏、時任三郎、吉田羊、濱田岳、松重豊らが共演。10月8日から全国で公開される。