野沢雅子“声優”スギちゃんの力量に「アドバイスなんてない」
2016年9月3日 15:15

[映画.com ニュース] 100年以上も世界中で愛され続ける児童文学をフルCGアニメ映画化した「みつばちマーヤの大冒険」が9月3日、全国18スクリーンで公開初日を迎え、日本語吹き替え版声優を務めた春名風花(マーヤ役)、野沢雅子(ウィリー役)、スギちゃん(バーニー役)が東京・109シネマ二子玉川での舞台挨拶に出席した。
日本で1975年にテレビアニメ化された「みつばちマーヤの冒険」を、ドイツでフルCGアニメとして新たに映画化。生まれたばかりのみつばち・マーヤ、親友のウィリーたちの冒険やスズメバチとの戦いを描く。
“はるかぜちゃん”の愛称で親しまれる春名は、海外アニメの吹き替えに初挑戦。自身の演技を「スタジオに入るまでは緊張しましたが、スタジオに入ったら集中することができました。仕上がりを見て、自分でもびっくり!」と振り返った。テレビシリーズから約40年ぶりにウィリー役を担当した野沢は、「40年ですか! 長いことやっていますねえ」と目を丸くしつつ、「私はウィリーくんと一体化しているくらい、大好きな役なんですよ!」と再会の喜びを噛みしめていた。
また「ここまで動くアニメの吹き替えは初めて」だというスギちゃんだが、出来栄えには「本当に初めてか? ってくらいの出来で、自分で問いかけましたよ。『お前、声優やっていたんじゃないのか』って」と自画自賛。続けて「スタッフさんに『初めての方には難しい』と言われたシーンも、一発OKでした」と胸を張ると、野沢は「思い切りが良くて本当に素晴らしかった」と評し、「アドバイスなんてないですよ。どんどん上に行ってしまうと、私が困るから!」とジョーク交じりに褒めちぎっていた。
さらに登壇陣には、映画に絡めて「この夏の大冒険は?」という質問が寄せられた。春名は「マーヤの役作りのために、飛びました。1人で遊園地に行ってジェットコースターに乗って『うふふ、あはは』と笑っていました」とニッコリ。一方の野沢は「アフレコスタジオ通いですかね」と苦笑し、「昔、仲間との旅行で鍾乳洞に行ったんですよ。でも私、閉所恐怖症で、一緒に入ったんだけど怖くて怖くて……」とエピソードを明かしていた。
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