青柳翔主演「たたら侍」モントリオールでプレミア上映!三代目・小林直己が英語で挨拶
2016年8月31日 18:30
[映画.com ニュース] 「劇団EXILE」の青柳翔が主演する映画「たたら侍」が8月29日(現地時間)、カナダ・モントリオールで開催中の第40回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門でワールドプレミア上映され、青柳をはじめ共演の小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)、錦織良成監督が舞台挨拶に出席した。
EXILE HIROが映画初プロデュースを手がけた同作は、戦国時代の奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳演じる青年が、葛藤や挫折を通して真の武士へと成長していく姿を描いた本格時代劇だ。
青柳は、過去に錦織監督とタッグを組んだ「渾身 KON-SHIN」(2012)が同映画祭のフォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門に出品されており、今回が2度目の同映画祭参加。客席を埋め尽くした800人の観客に「今作もモントリオールで上映することができ、本当に嬉しく思っております」と喜びを語った。
一方の小林は、「青柳が前作でモントリオールに来て、この『たたら侍』に繋がる道を作ってくれたので、自分もできることがあればと勉強した」という流暢な英語で挨拶し、会場を沸かせた。さらに、観客や報道陣から日本文化や侍についての質問が飛び交う様子に「国を超えて多くの方に(作品が)届いた」と歓喜し、「もっと日本の文化やこの『たたら侍』を色々な方に知っていただきたい」と意欲を見せていた。
同映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の映画祭で、近年の日本映画では、10年に「悪人」の深津絵里が最優秀女優賞、06年に「長い散歩」、08年に「おくりびと」がグランプリを獲得している。青柳は、前回参加した際に同映画祭創設者のセルジュ・ロジーク氏から「黒澤映画の三船敏郎のようだ」と賞賛されており、グランプリ獲得に期待が高まる。
第40回モントリオール世界映画祭は9月5日まで開催。「たたら侍」は、17年初夏に公開。